Excel 集計 複数回答 アンケート

複数回答のアンケートをスピーディに集計する方法とは?

消費者の意見を知るための手段の1つであるアンケート。

実施して終わり、ではなく、その回答を集計して分析することが重要です。

しかし、アンケートの回答が複数回答の場合、集計・分析は複雑となるもの。

そこでおすすめなのがExcelの関数を使う方法です。

本記事では、アンケートの複数回答の集計方法を解説します。

複数回答を集計する前に選択肢ごとにセルを分ける

1つの質問に対して回答者が複数の選択肢を選べる形式のアンケート(MA)を集計する場合、選択肢ごとにセルを分けて、該当する場合は「1」、該当しない場合は「0」を入力して集計作業を進めていきましょう。

例えば、「○○製品を選んだ理由を選択してください(複数選択可能)」という質問に対する回答を集計する場合は、以下のようにExcelを活用します。

【表1】

質問1該当数
回答1デザイン
回答2機能
回答3価格
回答4広告
回答5大きさ
回答6その他

【表2】

質問1-回答1質問1-回答2質問1-回答3質問1-回答4質問1-回答5質問1-回答6
101001
011000
010100
100101
010110

まず、表1に質問と回答を入力。そして、表2にアンケートの回答者から受け取った答えを入力していけば、選択肢ごとにセルを分けられる仕組みです。

上記の例でいうと、表2の1行目の回答者が○○製品を選んだ理由は、デザイン(回答1)、価格(回答3)、その他(回答6)であることが分かります。

アンケートの複数回答の集計方法

Excelで複数回答のアンケートを集計する場合、関数を利用すると作業効率が良くなります。

複数回答のアンケートの集計時に役立つ関数として

  • COUNTIF関数
  • SUM関数とINDEX関数

などがあります。

それぞれの概要や使い方を具体的に説明していきます。

COUNTIF関数

COUNTIF(カウントイフ)関数は、指定した範囲の中で所定の条件に該当するセルを数える関数です。

セルに入力する数式は、

=COUNTIF(範囲、検索条件)

であり、COUNTIF関数を設定する手順は、以下の通りです。

  1. COUNTIF関数を入力するセルを選択する
  2. 画面上部の「fx」をクリックして、「COUNTIF」を選択する
  3. 「関数の引数」ダイアログで範囲と検索条件を入力する
  4. 「OK」をクリックする

例えば、下表で検索条件を「数学」としてCOUNTIF関数を利用したとしましょう。

=COUNTIF(A1:A6,”数学”)

A
1数学
2国語
3科学
4生物
5数学
6地学

指定範囲の中に「数学」と入力されたセルは2つあるので、COUNTIF関数を入れたセルには「2」と返ってきます。

ちなみに、範囲がどんどん増えていくことが予想される場合は、COUNTIF関数に入力する範囲を「A:A」にするのがおすすめです。A欄に入力するデータが増えた場合でも、範囲選択し直す必要がないのでより効率良くアンケート集計ができます。

「複数回答を集計する前に選択肢ごとにセルを分ける」で紹介した例も、このCOUNTIF関数を使えば○○製品が選ばれた理由ごとに集計が可能です。

SUM関数とINDEX関数

SUM関数とは、指定した範囲にある数値の合計を返す関数として知られているもの。複数回答のアンケートを集計する場合には、SUM関数とあわせて参照する範囲の行番号と列番号が構成するセルの範囲を返してくれるINDEX関数を利用すると良いでしょう。

SUM関数とINDEX関数をあわせて活用する場合は、

=SUM(INDEX(参照,行番号,列番号))

と入力するのが一般的です。

SUM関数とINDEX関数をExcelで設定するときの手順は、次の通りです。

  1. SUM関数+INDEX関数を入力したいセルを選択する
  2. 画面上部の「fx」をクリックして、「SUM」を選択する
  3. 「数値1」にINDEX関数を入力する
  4. INDEX関数に参照範囲、行番号、列番号を入力する
  5. 「OK」をクリックする

1つの関数を使用するよりも少し複雑ですが、上記の手順に沿って操作すれば複数回答のアンケートの集計をスピーディに行うことができます。

ちなみに、INDEX関数の行番号および行番号に0を入力した場合は、すべての行・列が参照されます。集計する回答の状態にあわせて行番号・列番号を指定するのか、0を入力してすべてを対象にするのか判断することがポイントです。

ピボットテーブルを使うと簡単

ピボットテーブルとは、大量のデータを集計するときや分析するときによく使用されるExcelの機能です。

Excelにデータを入力した後にピボットテーブルを設定することで、1つの項目の集計結果を簡単にチェックしたり、複数の項目別に集計を表示することができます。

ピボットテーブルの設定方法は、以下の通りです。

  1. Excelにデータを入力する
  2. ピボットテーブルに含めるデータ範囲を選択する
  3. 「挿入」タブを選択する
  4. 画面左側に表示される「ピボットテーブル」アイコンをクリックする
  5. 「ピボットテーブルの作成」というダイアログが表示される
  6. 選択範囲を確認して、「新規ワークシート」を選ぶ
  7. 「OK」をクリックする
  8. 画面右側に表示されるリストで集計する項目を選択する

以上の手順でExcelを操作すると、誰でも簡単にピボットテーブルを作成することができます。

集計するデータの数が多い場合は、先に紹介した関数を使うよりもピボットテーブルを活用した方が作業が楽になるなるのでおすすめです。

まとめ

複数回答のアンケートの集計時に使える方法を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

解説した内容のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 複数回答のアンケートはExcelで集計すると楽
  • まずは選択肢ごとにセルを分けてExcelにデータを入力する
  • COUNTIF関数やSUM関数+INDEX関数を用いて集計するのがおすすめ
  • 集計するデータが大量にある場合はピボットテーブルを活用すると便利

複数回答のアンケートを手で集計しようとすると、非常に時間がかかるもの。回答数が多い場合は、集計が終わったころに市場の状況が変わっていることもあるため、アンケート調査ではスピーディに回答を集計して分析結果を元に適切な対応を取る事が求められます。

本記事で紹介した内容を参考に、Excelを活用して複数回答のアンケート調査を集計してみてください。

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<参考>

複数回答のアンケートを集計する(DTP Transit)

Excelを使ったアンケート集計方法を解説!単一回答・複数回答編(神楽坂編集室)

アンケートの複数回答をExcelで集計する方法(統計WEB)

SUM関数の活用法:INDEX関数と組み合わせ♪(aotenスタッフブログ)

【Excel】ピボットテーブルって何に使うの?エクセルで大量のデータを効率よく集計・分析するテク(窓の杜)