YMYL

YMYLとは?対象となるジャンルとGoogle検索で上位を目指すコツを紹介します

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、Googleが重視する検索品質評価ガイドラインに記載されているもの。

Google検索で上位を目指すためには、ガイドラインに記載されているYMYLについて理解することが大切です。

本記事では、YMYLとは何か、YMYLの対象となるサイトはどのジャンルなのか、分かりやすく解説します。

YMYLとは

YMYLは、2020年10月14日版のGoogle・ジェネラル・ガイドラインズ(いわゆる、Google品質評価ガイドライン)で、次のように定義されているもの(*1)。

少し長くなりますが、重要な内容なので全文を引用し、翻訳します。

Your Money or Your Life (YMYL) PagesSome types of pages or topics could potentially impact a person’s future happiness, health, financial stability, or safety. We call such pages “Your Money or Your Life” pages, or YMYL. The following are examples of YMYL topics: ●News and current eventsnews about important topics such as international events, business, politics, science, technology, etc. Keep in mind that not all news articles are necessarily considered YMYL (e.g., sports, entertainment, and everyday lifestyle topics are generally not YMYL). Please use your judgment and knowledge of your locale. ●Civics, government, and lawinformation important to maintaining an informed citizenry, such as information about voting, government agencies, public institutions, social services, and legal issues (e.g., divorce, child custody, adoption, creating a will, etc.). ●Financefinancial advice or information regarding investments, taxes, retirement planning, loans, banking, or insurance, particularly webpages that allow people to make purchases or transfer money online. ●Shoppinginformation about or services related to research or purchase of goods/services, particularly webpages that allow people to make purchases online. ●Health and safetyadvice or information about medical issues, drugs, hospitals, emergency preparedness, how dangerous an activity is, etc. ●Groups of peopleinformation about or claims related to groups of people, including but not limited to those grouped on the basis of race or ethnic origin, religion, disability, age, nationality, veteran status, sexual orientation, gender or gender identity. ●Otherthere are many other topics related to big decisions or important aspects of people’s lives which thus may be considered YMYL, such as fitness and nutrition, housing information, choosing a college, finding a job, etc. Please use your judgment.
サイトのYMYLページ(人々のお金と生活に関わるページ)とはサイトの一部のページは、閲覧した人の幸福、健康、経済、安全に影響を与えることがあります。そのようなページをGoogleでは「YMYLページ」と呼び、重視しています。YMYLの分野やジャンルは次のとおりです。
●ニュースと時事国際的なイベント、ビジネス、政治、科学、技術などの重要なトピックに関するニュースを取り扱うページは、YMYLページといえます。ただし、すべてのニュース記事が必ずYMYLというわけではありません。例えば、スポーツ、エンターテインメント、日常生活のトピックは通常はYMYLではありません。YMYLか否かの判断は、自己責任で行ってください。
●公民、政府、法律投票、政府機関、公的機関、社会福祉、法的な問題に関する情報はYMYLです。法的な問題とは、離婚、子の監護、養子縁組、意志形成などのことをいいます。
●金融投資、税金、退職後の計画、ローン、銀行、保険に関する情報はYMYLです。また、財務アドバイスや財務情報、オンライン購入、オンライン送金もYMYLです。
●ショッピング商品やサービスの調査に関する情報、購入情報はYMYLです。人々がオンラインで購入できるWebページはYMYLページです。
●健康と安全医療問題、麻薬、病院、緊急事態への備え、生活リスクなどに関するアドバイスや情報はYMYLです。
●人々やグループ人種、民族、宗教、障害、年齢、国籍、社会的地位、性的指向、性別、性同一性に関わることはYMYLです。
●その他フィットネス、栄養、住宅、大学、就職に関する情報はYMYLの可能性があります。生活上の大きな決定や、生活上の重大事はYMYLになります。

以上のことから、企業サイトやECサイト(ネット通販サイト)、ネットメディアサイトにおいて、YMYLでない項目を探すほうが難しいといえます。

つまり、すべてのマーケターやサイト管理者は、YMYLを意識したコンテンツづくりをしていくことが大切です。

*1:https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

「YMYLを意識したコンテンツづくり」とは品質を重視すること

ではマーケターやサイト管理者は、どのように「YMYLを意識したコンテンツづくり」をしていったらよいのでしょうか。

その回答として、Googleは次のように述べています(*1)。

We have very high Page Quality rating standards for YMYL pages because low quality YMYL pages could potentially negatively impact a person’s happiness, health, financial stability, or safety.

「当社は、YMYLページの品質評価をとても厳しく行なっています」。なぜなら「低質のYMYLコンテンツは、人々の幸福や健康、家計、安全性に悪影響を与えるから」です。

つまり、GoogleはYMYLコンテンツは重要だが品質に注意するように、と警告しているといえるでしょう。

マーケターが覚えておくべきこと

「GoogleのYMYLページの品質評価が厳しいのは、低質のYMYLコンテンツは、人々の幸福や健康、家計、安全性に悪影響を与えるから」

この1文から、自社サイトのコンテンツづくりや記事執筆に関わっている人たちは、次のことを覚えておいたほうがよいでしょう。

  • GoogleはYMYLコンテンツを重視しているので、YMYLに関連づけた記事や情報を自社サイトに掲載したほうがよい
  • 良質なYMYLコンテンツは、Googleから高く評価される可能性があり、それは検索上位を獲得する確率を高める
  • ただし低質のYMYLコンテンツを自社サイトに掲載すると、Googleによる評価が下がり、下位表示に沈んでしまうかもしれない

マーケターやサイト管理者がYMYLコンテンツをつくる際には、「E-A-T」を意識することが重要です。

E-A-Tとは

E-A-TのEはExpertise(専門性)、AはAuthoritativeness(権威性)、TはTrustworthiness(信頼性)のことを指します。

つまり、専門的な内容が盛り込まれている記事、権威ある者が執筆または監修した記事、信頼できる情報が盛り込まれている記事こそが、YMYL記事となります。

専門性、権威性、信頼性と聞くと「難しい内容」をイメージするかもしれませんが、そうではありません。

Keep in mind that there are high E-A-T pages and websites of all types, even gossip websites, fashion websites, humor websites, forum and Q&A pages, etc.
ゴシップ記事を掲載したサイトでも、ファッション関連のサイトでも、ユーモアあふれる文章でも、何かのフォーラム関連でも、Q&Aのページでも、E-A-Tを意識して作成していただくことを望みます。

Googleは上記のように指摘していますが、この指摘は、マーケターやサイト管理者は肝に銘じておくことが大切です。

つまり、サイトに記事を載せる以上、その内容は事実でなければなりません。

E-A-Tが重要になるのは医療コンテン

GoogleがE-A-T水準を特に求めるジャンルとして医療分野が挙げられます。

High E-A-T medical advice should be written or produced by people or organizations with appropriate medical expertise or accreditation.High E-A-T medical advice or information should be written or produced in a professional style and should be edited, reviewed, and updated on a regular basis.
E-A-T基準をクリアした「病気や治療に関わるアドバイス」記事(以下、E-A-T医療記事)にするには、医療知識を持っている人や医師免許などの医療資格を持っている人が書くか、監修すべきです。また、E-A-T医療記事やE-A-T医療情報は、医療分野で使われているスタイルで発信すべきです。そして専門家による編集や批評、定期的な更新も必要になります。

以前、大手IT企業が展開した医療サイトに事実と異なる記事が多数掲載されていたことが問題となったことがありましたが、インターネットに出回る記事・情報は不特定多数の人が見るものであり、医療に関する情報は健康や命にかかわる可能性があります。そのため、表現の自由が広く認められていても、E-A-T基準を厳格に守ることが求められるのです。

YMYLへの対応

YMYLに対応するために有効な方法として

  • ファクトチェックをする
  • 専門家による監修

などが挙げられます。

ただし、すべてのサイトコンテンツをE-A-T化しようとすると、コストがかさみます。

Googleは、コンテンツの作成コストについて、次のような配慮を示しています(*1)。

Some topics require less formal expertise. Many people write extremely detailed, helpful reviews of products or restaurants. Many people share tips and life experiences on forums, blogs, etc. These ordinary people may be considered experts in topics where they have life experience. If it seems as if the person creating the content has the type and amount of life experience to make him or her an “expert” on the topic, we will value this “everyday expertise” and not penalize the person/webpage/website for not having “formal” education or training in the field.
(要約)権威性のある専門知識が必要でないコンテンツもあります。製品やレストランのレビュー記事であれば、一般の人が書いたものであっても非常に詳しく役立つ情報になっています。一般の人でも、人生経験を積んでいれば「日常の専門家」になることができます。Googleは「日常の専門家」が書いた「日常のトピックスを扱ったコンテンツ」についてはペナルティを課しませんし、むしろ高く評価します。

つまり、フランクなコンテンツであれば、一般の人が書いた記事でも十分YMYL基準をクリアできるということです。

まとめ

GoogleがYMYLコンテンツにフォーカスするのは、それだけYMYLコンテンツの影響力が強くなったため。

マーケターやサイト管理者が質の高いコンテンツを自社サイトにアップすれば、上位表示という「ご褒美」を得ることができます。

それは、努力に見合った大きな利益をもたらすはずです。

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<参考>

General Guidelines

Google 品質評価ガイドライン 解説(03:最新版・更新履歴)Google 検索アルゴリズムの評価方針を示す「品質評価ガイドライン」の、最新版(2020年10月版)を含む更新の内容と意義・対策を解説

東京都、WELQ問題でDeNAを“呼び出し” 「同様な他サイトへの対応も検討」