KGI

KGIとは?設定する意味や算出方法、設定における注意点を分かりやすく解説

「KGI」とは、「Key Goal Indicator(キー ゴール インジケーター)」の略で、「経営目標達成指標」のこと。

企業活動や営業活動の目標を決める際に用いられる指標です。

この記事では、KGI設定の意味から算出方法、注意点について解説します。

また、KGI同じく目標を示すKPIという指標についても解説。

KGIを理解することで企業の系統や、目標設定の重要性がわかるようになるのでぜひ読み進めてください。

KGIとは

KGIとは、「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」のこと。

チームや個人、企業が掲げる目標が達成されているかどうかを計測する指標であり、具体的な数値で定量的に示します。

「売り上げを上げる」という曖昧な目標ではなく、「4年で売上を今年の倍にする」「売り上げを20%アップする」など、具体的に設定することが基本です。

しっかりとしたKGIを設定することで目指すべきゴールが明確になり、チームの結束力やモチベーションを高めることができます。

KPIとの違いは?

KGI KPI

マーケテイング用語の中にはKGIに似た言葉として「KPI」があります。

KPIは「Key Performance Indicator」の略であり、「重要業績評価指標」のこと。

最終的な目標であるKGIに向かうための過程を計測する指標であり、マラソンでいうと通過点、ポケモンにたとえるなら各ジム戦といったところです。

KPIについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

KPI設計における目標数値の決め方とは【目的やメリットまで完全紹介】

KGIを定める意味は?

KGIを定める理由として

  • KPIを定めるため
  • 成功と失敗の判断をするため

という2つのことが挙げられます。

KPIを定めるため

KGIを定める理由の1つに、KPIを決定するためということが挙げられます。

前述のとおり、KPIはKGIを成し遂げるために必要な要素です。

したがって、KGIがなければKPIを定めることができないのです。

例として、ポケモンリーグ制覇という目標(KGI)がなければ、ジムリーダーをたおすというやるべきこと(KPI)が発生しないということなどがあげられます。

KGIやKPIの策定は、個人やチームのモチベーション維持にも大きく関係します。

KGIという目標をたて、さらにやるべきKPIがはっきりするからこそ、モチベーションが維持されるのです。

ポケモンでも各ジム戦がなければレベルアップするモチベーションが湧きにくいといえば分かりやすいのではないでしょうか。

チームとしてKGIやKPIを策定すれば同じ目標に向かって頑張ることができるので、KGIやKPIの設定はチームワークの向上にも役立ちます。

つまり、KGIやKPIの設定はしっかりとしたビジョンをもって仕事をするためにも必要なことであるといえるでしょう。

成功と失敗の判断をするため

KGIを定める理由として、成功と失敗の判断をするためということが挙げられます。

よく、ビジネスを成功させるためには「失敗から学んで次に活かす」ことが必要だともいわれますが、物事を失敗だと判断するためには、「成功と失敗の基準」が不可欠です。

つまり、野球でバッターが三振したら失敗、ヒットやホームランなら成功というように、何をもって成功、失敗なのかを明確にしておくことが大切なのです。

そして、その基準となるのが目指すべき未来の姿であるKGIなのです。

まとめると、KGIは未来の目標と同時に成功基準にもなる重要な指標といえるでしょう。

KGIの算出方法は?

ビジネスにおいて重要な意味をもつKGI。

このKGIは、しっかりと考えて設定しなければなりません。

ここからはKGIの算出方法を紹介します。

KGI算出のためには3つの手順を踏む必要があります。

手順1:最終的な売上金額を決定

KGIの設定では、まず、達成したい売上を決定します。

ここで現実味のない目標をたてると計画自体が破綻するので、必ず現実的に実行可能なKGIを設定しましょう。

例として、100万円の売上を150万円にするとします。(商品単価はバラバラ)

成約率を計算

目標売上を設定したら、今の成約率を計算します。

なぜ成約率を計算する必要があるかというと、営業活動の最終目標は金額ではなく契約件数で示されるためです。

たとえば100人に営業をかけ、10人契約に結びついている状態だとすれば成約率は10%ということになります。

サイトなどの運営でいえば、訪問者全体に対する商品購入やサービス契約に結びついた確率です。

ここで注意したいのが、全体の売上ではなく部門の売上で考えること。

企業で200万円の売上があっても営業の売上が100万円なら、営業における売上目標の設定は100万円をベースに設定する必要があるのです。

契約単価を算出

次に契約単価を算出します。

先程の例では100人中10人が契約に結びついていたので、1契約あたりの売上は10万円ということになるのです。

そして目標である150万円にするためには、15件の契約が必要ということになります。

つまり、あと5件契約をとることがこの場合のKGIになるわけです。

実際には部署や企業によって達成したいKGIが異なりますが、多くの場合こういった流れでKGIが設定されます。

KGI設定時の注意点

部署やチームの最終目標であるKGIの設定には細心の注意が必要です。

ここからは実際にKGIを設定する際の注意点を5つ紹介します。

明確な成功要因を設ける

KGIを設定する際には、明確な成功要因を設けることが必要です。

先程の例では売上アップというKGIに対して、契約数を増やすという目標を設定しましたが、この契約数こそが成功要因です。

ちなみに、成功要因はKSFと呼ばれます。

KSFはKGI達成のための要素であり、明確にすることでKGI達成の道標になる指標といえます。

高すぎる目標設定をしない

KGIを設定する際には、高すぎる目標を設定しないことが大切です。

目標設定が高すぎると、「達成できないよ」という空気が流れてしまいます。

みなさんも上層部が作った売上目標に対して「できるか」とツッコんだことがあるのではないでしょうか。

先程の例で、100万円の売上を1000万円にする、という目標を立てられたらやる気を無くす人もいるでしょう。

目標がかなり高くても、達成までのKPIなどを共有し意思疎通ができればモチベーションアップが図れるかもしれませんが、目標が高すぎるために計画が破綻するということにもなりかねないので無理な目標設定はしないようにしましょう。

目標は数値で表す

目標は、数値で表しましょう。

たとえば、100万円の売上を150万円にするという目標であれば、それぞれが取るべき行動も明確になります。

しかし、100万円の売上をもうちょっと増やそうと言われたらどうでしょう。

どういった戦略をどのくらいやればいいのかわかりませんよね。

また、曖昧な目標ではモチベーションも下がってしまいます。

従業員やチームそれぞれのするべきことを明確にし、意欲を上げるためにも目標は数値で示すようにしましょう。

期限を設定する

KGIを設定する際には必ず期限を設けましょう。

「いつまでに」達成するかを決めることで、従業員のモチベーションも変わります。

「1年で売上を50万円アップ」するといわれるのと、「50万円売り上げをアップする」といわれるのでは危機感も違います。

期間を設けることで、業務の進行状況も把握しやすくなるので、「いつまでに」達成する目標なのか、は必ず設定するようにしましょう。

KPIと併用する

KGIを設定したら、中間目標であるKPIも設定しましょう。

大きな目標であるKGIを設定しても、何からすればいいのか、わからないもの。

中間目標であるKPIを設ければ、KGI達成への道順がはっきりさせることができます。

また、KPIを設定すればそれぞれの部署やチームが取り組むべき課題が明確になるため、業務がスムーズにおこなえます。

KGIを設定したらすぐにKPIに落とし込むようにしましょう。

まとめ

KGIは企業や部署がなすべき未来を決める重要事項です。

従業員のモチベーションにつながり、成功・失敗の基準にもなるのでしっかりと決める必要があります。

また、KGIと一緒にKPIを設定しビジョンを共有することが目標達成の大きなポイントです。

チームが目指すべき姿を示す意味を持つKGIの設定と共有は、リーダーが行う重要な業務といえるでしょう。


参考