ユーザーインタビュー 仮説

ユーザーインタビューで重要な「仮説」の検証。プロダクト成功のポイントを解説

プロダクトの失敗を防ぐために大切なのが消費者が求めているものが何か、仮説を立て、それが正しいかどうかを検証することですが、この仮説検証に有効な手段なのが「ユーザーインタビュー」です。

本記事では、ユーザーインタビューで重要な仮説の洗い出しや仮説を基にした質問設計の方法、仮説検証のすすめ方を解説いたします。

商品・サービスの開発に欠かせないポイントを、ぜひチェックしてください。

ユーザーインタビューで重要となる「仮説」

ユーザーインタビューを実施する際には、目的を明確化し、仮説を洗い出すことが不可欠です。

それぞれのポイントを見ていきましょう。

目的の明確化

仮説の洗い出しには、ターゲットとなる顧客とターゲットが抱える課題、そして解決策を明確にすることが必要です。

ユーザーインタビューを進めると自ずと精度が高まるため、仮説を洗い出す段階では、仮説の精度にはあまりこだわらなくて構いません。

ただし、ターゲット層と解決すべき課題、解決策の3点に関して、チームメンバーやクライアントと共通の認識を持つことは必須です。

前述の3つのポイントを文章化して明確に定義しておくと、認識の差異が生じずに済むでしょう。

たとえば、次のようなイメージでの文章化をおすすめします。

①ターゲットとなる顧客:20代の忙しいビジネスマン

②ターゲットが抱える課題:多忙なため、食生活が偏り、体調不良が続いている

③解決策:手間がかからず、必要な栄養を摂取できる献立を提供するサービス

仮説の洗い出し

ターゲットとなる顧客とターゲットが解決したい課題、悩みを解消する解決策が決まったら、これらの目的の前提となる仮説を洗い出します。

たとえば先の例を利用すると、仮説は下記のようになるでしょう。

仮説①:20代の忙しいビジネスマンは時間がなくて、食生活が偏ってします

仮説②:20代の忙しいビジネスマンは食生活が偏るため、体調不良に陥りやすい

仮説③:20代の忙しいビジネスマンはあまり自炊をしない

仮説④:20代の忙しいビジネスマンは家で食べるよりも、外食が多い

仮説⑤:20代の忙しいビジネスマンはスーパーにあまり行かない

仮説を基に質問設計

目的の前提となる仮説の洗い出しを行ったら、続いて仮説を検証するための質問を設計しましょう。

たとえば前述の例を元に質問設計すると、次のようになります。

質問①:日頃の食事はどのようなメニューですか?

質問②:最近仕事を休んだことはありますか?

質問③:最近病院に行ったことはありますか?

質問④:朝と昼・夜はどこで食事を取りますか?

質問⑤:日頃は自炊をしますか?

質問⑥:自炊をする場合は、どのくらいの頻度ですか?

質問⑦:自炊をしないが家で食事を取るときは、どのように食事を用意しますか?

質問⑧:日頃スーパーには行きますか?

打ち出した仮説に関連する質問を設計する過程で、想定していなかったターゲットとなる顧客の存在の可能性や異なる課題を発見することもあるでしょう。

より様々な事項に気づくためには、ターゲット顧客の日常生活に関して広く浅く質問することがおすすめです。

仮説検証のすすめ方

質問の設計まで終えたら、ユーザーインタビューを実施し、その結果を基に仮説の検証を行います。

ユーザーインタビューを行う方法とユーザーインタビューの結果を確認する方法について見ていきましょう。

ユーザーインタビューの開催方法

ユーザーインタビューの目的の明確化から仮説の洗い出し、仮説を基にした質問の設計まで完了したら、想定したターゲットに該当する人を探します。

5人以上にユーザーインタビューを行うと、ターゲット顧客に共通する事項や仮説の実現性などが分かります。ユーザーインタビューの結果を参考に、修正しながら次のユーザーインタビューに臨みましょう。

ユーザーインタビュー結果を踏まえた仮説の確認

ユーザーインタビューを実施したら、目的の前提である仮説の正しさを確認します。

たとえば、先の例を基に仮説の確認してみましょう。

仮説の確認①:「20代のビジネスマンは食生活が偏っている」→結果は4人が該当、1人が該当しない

仮説の確認②:「20代のビジネスマンは食生活が偏っているため、体調不良に陥っている」→結果は3人が該当、2人が該当しない

仮説の確認③:「20代のビジネスマンはあまり自炊しない」→結果は2人が該当、3人が該当しない

仮説の確認④:「20代のビジネスマンは、家で食べるよりも外食が多い」→結果は2人が該当、3人が該当しない

仮説の確認⑤:「20代の忙しいビジネスマンはスーパーにあまり行かない」→結果は4人が該当、1人が該当しない

ユーザーインタビューの結果が今回の例のようになった場合、仮説が間違っている可能性があります。その場合、「ターゲットとなる顧客・ターゲットの悩みと課題・解決策」を考え直さなくてはなりません。新たな仮説の洗い出しと仮説を基にした質問設計を行い、再度ユーザーインタビューを実施しましょう。

ユーザーインタビューの繰り返しは正しい仮説を得る方法

正しい仮説を得るには、ユーザーインタビューを繰り返すことが有効です。

ユーザーインタビューを実施する前に考えたターゲット顧客とターゲットの課題、解決策、そして仮説が合致するまで、ユーザーインタビューを繰り返しましょう。

コストや時間を考慮して、1回あたり5人程度を対象とすることがおすすめです。

ターゲット顧客とターゲットが抱える課題、悩みを解説するアイデア、仮説のすべてが「正解」した後に、ユーザーインタビューの対象人数を増えすと効率的でしょう。

まとめ

新事業やスタートアップ事業の仮説を検証するために有効な手段であるユーザーインタビュー。

仮説検証しないままに膨大な時間と費用を費やして新商品や新サービスの開発・販売すると、大失敗してしまう可能性があります。

新事業を行う際は、ユーザーインタビューを行い、仮説検証を繰り返ししましょう。

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参考記事一覧

ユーザーインタビューって何を聞けばいいの?仮説検証ができる質問の作り方(note)