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課題解決のために知っておきたい「調査の種類」|調査範囲や実施方法も紹介

「調査」は、売上の向上や新商品・サービスの開発につながるため、企業にとって大切なものですが、調査の種類にはさまざまなものがあります。

したがって、担当者は調査に適した方法を慎重に選択する必要があります。

今回は、代表的な調査方法や実施方法について、分かりやすく紹介します。

  • 調査の種類が知りたい人
  • 調査の種類ごとの特徴が気になる人
  • 調査の範囲を押さえたい人

はぜひ参考にしてください。

代表的な調査方法

調査を行う方法にはさまざまなものがありますが、ここでは、その中から

  • インターネット調査
  • 訪問調査
  • 電話調査
  • 郵送調査
  • CLT(セントラルロケーションテスト)
  • 街頭調査
  • 店頭調査
  • グループインタビュー

の8つの方法について紹介します。

インターネット調査

インターネット調査とは、その名の通り、インターネットを活用して対象者の情報を得る調査方法のこと。

質問事項を対象者にメールで送付したり、ウェブ上に回答用のページを用意する、など、パソコンやスマホを使って作業を進めることができるので、手間を省いてスピーディな調査も実現しやすいのが特徴です。

また、この後紹介する訪問調査や電話調査などと比べて、費用を抑えられるのもインターネット調査の魅力です。

ただし、調査対象者がインターネットを使っていなければ、情報を収集できないため、調査結果に偏りが出る可能性があることを覚えておきましょう。

訪問調査

訪問調査とは、調査員が対象者の自宅や会社まで行って調査を行う方法です。

対面でコミュニケーションが取れるため、臨機応変な対応ができるのがポイントです。

質が高い情報を得られるのが訪問調査の最大の魅力ですが、デメリットとして、そもそも取り合ってもらえない可能性がある方法でもあります。

初めて会う人に対して調査を行う場合は、警戒心を抱かれないように工夫してアプローチをする必要があります。

電話調査

電話調査は、対象者に電話をかけて調査を実施する方法です。

対象者と会話しながら質問ができるので、非常に詳しい情報を入手できます。

ただし、電話調査は電話をかけるための人手と時間が必要となる方法であり、オペレーターを雇う人件費を考えると費用が高額になることもあるので、調査を行う前にあらかじめコストの把握をすることが必要です。

郵送調査

郵送調査は、質問を印刷した紙を対象者に郵送し、返送してもらうことで調査を行う方法です。

対象者は自分の都合が良いときに回答できるので、クオリティが高い情報を得られる可能性があります。

しかし、郵送した質問票が返送される保証はありません。そのため、郵送費だけがかさんで情報を入手できないケースも考えられます。

「対象者の返送率を上げるためにはどうすればいいか」を自社でしっかり考えて、工夫して質問用紙を作成するようにしましょう。

CLT(セントラルロケーションテスト)

CLT(セントラルロケーションテスト)とは、対象者にあらかじめ指定した会場に来てもらってその場で調査を行う方法です。

会場費などのコストはかかりますが、対象者の選定ができ、対面のコミュニケーションによって質が良い情報が手に入りやすいのがメリットとして挙げられます。

事前の対象者の絞り込みが重要になる調査方法といえます。

街頭調査

街頭調査は、街中でアンケートを取る調査方法です。

あらかじめ調査対象者を用意せずに、その場で選ぶのが街頭調査の特徴であり、いろいろな人に質問することによって、よりリアルな意見が聞ける方法といえます。

ただし、調査を依頼する人をその場で選ぶため、対象者に調査を断られる可能性があり、対象者に偏りが生じる場合があります。

店頭調査

店頭調査とは、調査員が店頭で対象者に質問をして情報を収集する調査です。

店を利用した後の調査であるため、対象者に「調査を受けてもいい」と思ってもらえる可能性がありますが、街頭調査と同様、対象者が必ず調査に応じてくれる保証はありません。

対象者に時間がなければ断られてしまいやすいのが店頭調査のデメリットといえるでしょう。

グループインタビュー

グループインタビューとは、調査員1人が複数人の対象者に質問をする形式の調査方法です。

1対1のインタビューと比較すると情報の質は落ちますが、さまざまな意見を効率良く聞くことができるのがグループインタビューのメリットといえます。

グループインタビューで重要なのは、どのようなグループに対してインタビューを行うか、ということ。

グループ内の関係によっては、意見を言えない人が出てくる可能性があるので、十分配慮する必要があるでしょう。

調査範囲は大きく分けて2つ

調査の範囲は「全数調査」と「標本調査」の2種類に大きく分けられます。

それぞれどのような調査なのか、もう少し詳しく解説します。

全数調査

全数調査とは、国勢調査のように対象者すべてに対して質問をする調査方法です。

正確な情報を入手できるのが全数調査のメリットですが、膨大な費用と時間がかかるのがデメリットといえます。

標本調査

標本調査とは、調査対象者の中から何人かを抽出する方法です。

対象者を抽出する際は、調査精度を落とさないよう、理論的に行います。抽出したデータのことをサンプルと呼ぶため、標本調査ではなく「サンプル調査」と呼ばれることもあります。

標本調査

調査の実施はどうする?

調査を実施するには、「自社で実施する」方法と「他社に依頼する」方法とがあります。

それぞれの方法について、簡単に見ていきましょう。

自社でおこなう

自社で調査を進める場合は、通常の業務にプラスして作業をしなければいけません。そのため、比較的手間やコストがかからない調査方法が選択することが大切です。

具体的には、次のような調査方法がおすすめです。

  • インターネット調査
  • 郵送調査
  • 電話調査

自社で作業を進めれば、他社に依頼するよりも低コストで調査ができます。しかし、自社に調査のノウハウがないと、想像以上に時間や手間がかかることが予想されます。「初めて自社で調査をする」という場合は、調査方法や注意点などを事前にしっかり理解しておくことが大切です。

他社に依頼する

市場調査を専門にしている会社に調査を依頼すれば、質が高い情報をスピーディに入手できます。効率良く調査を進めたい場合や社員の手を患わせたくない場合などは、市場調査会社の利用を検討するといいでしょう。

市場調査会社の費用相場は、次のようになっているのでぜひ参考にしてください。

調査方法費用相場サンプル数
インターネット調査20万円500
電話調査50万円100
郵送調査80万円100
街頭調査50万円100
グループインタビュー100万円200

まとめ

市場調査の方法は、非常にたくさんあります。

そのため、調査に充てられるお金や調査期間などを元に、適した方法を選択することが大切です。

今回紹介した内容を参考に、自社に合った調査方法を検討してみてください。


<参考>

5分でわかる市場調査とは?4つの種類と代表的な6つの方法を徹底解説(LISKUL)