アンケート 調査対象者

アンケートの調査対象者の決め方とは?適切な条件を決定するコツを解説

新商品・サービスを開発したり、既製品の品質向上を目指したりする場合に有効なのが、アンケートを実施して必要な情報を集めること。

しかし、アンケートのノウハウが少ないと、どれくらいの調査対象者を用意すべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、アンケートの調査対象者を決定する方法について詳しく解説します。

調査方法・内容に基づいた、適切な考え方をこの記事で押さえましょう。

  • アンケートの対象者の決め方が知りたい人
  • 定性調査・定量調査の適切なサンプルサイズを検討している人
  • 対象者の条件を設定する方法が気になる人

はぜひ参考にしてください。

定性調査と定量調査のサンプルサイズ

アンケートは、大きく定性調査と定量調査の2つに分けられます。

いずれも調査対象者の人数であるサンプルサイズを決めなければいけませんが、必要な数を決定する基準は調査の種類によって変わってきます。

この章で、定性調査と定量調査に分けて、適切なサンプルサイズを確認しましょう。

定性調査のサンプルサイズ

定性調査のサンプルサイズを決めるときは、アンケートの内容をもとに判断します。

例えば、グループインタビューで定量調査を実施する場合は、設定した条件に合致する同条件の調査対象者を5~6人ほど用意する必要があるでしょう。1つのグループとして話し合ってもらうことで、対象者同士が刺激しあうことでインタビューの質が上がりやすくなります。

必要なグループの数はアンケートで調べたいことや設定した条件をもとに、考えるのがおすすめです。

一方、定性調査としてデプスインタビューを実施する場合は、1つの条件に対して少なくとも2人の調査対象者は用意するといいでしょう。

用語解説|定性調査とは

そもそも定性調査とは、数値や割合では表せない情報を対象者に実施する調査のこと。

例えば、1人1人が持つ意見や行動などが、定性的データに分類されます。後述する定量調査では把握できない、調査対象者の背景や考えの理由などを深堀りできるのが定性調査の特徴です。

定性調査の代表的な手法としては、前述したグループインタビューやデプスインタビュー、マンツーマンのユーザーインタビューなどがあります。

用語解説|グループインタビュー

グループインタビューは、複数の調査対象者に用意したテーマに沿って話し合ってもらい、その様子を観察することで調査を進める手法です。調査対象者同士が刺激を与えあうので、個別で話を聞くよりもバラエティー豊かな意見が出てくる可能性があります。

用語解説|デプスインタビュー

デプスインタビューとは、いわゆる個別インタビューです。グループインタビューと違って、調査対象者1人とじっくり話をする調査方法です。

購買理由など、調査対象者の深層心理や背景などについて深堀りがしやすい調査方法として知られています。

定量調査のサンプルサイズ

定量調査を実施する場合は、できるだけ多くの調査対象者から回答をもらうのが理想的です。アンケートの条件に該当するすべての人(母集団)に意見を聞ける方法がないか、考えてみましょう。

ほとんどの場合で、すべての調査対象者からアンケートを回収するのは難しいです。なぜなら、アンケートを実施する場合は、時間的・金銭的な制限があることが大半だからです。

定量調査の精度を高めるためにはより多くの対象者からアンケートを回収する必要がありますが、難しい場合は、設定した条件ごとにできるだけ多くの数を割り当てましょう。

なお、このとき、調査対象者の条件に偏りが生じないように気を付けてください。

例えば、ある商業施設の利用者の割合を調査する場合は、本来、男女とも同数の調査対象者を用意すべきでしょう。それが男性100人、女性50人の対象者だと、せっかく実施した調査の結果が事実から大きくかけ離れたものになる可能性があります。

用語解説|定量調査とは

定量調査とは、数値や割合などで表せる情報を調査すること。

数字で回答を確認できるので、客観的なデータ分析をしたい場合に有効な調査方法として知られています。

定量調査の代表的な手法としては、スコアリング方式のアンケートなどがあります。

用語解説|母集団

母集団とは、本来は調査すべき対象者全員を指します。正確な統計を取るためには、母集団に属するすべての対象者に調査を実施する必要があります。

しかし、実際には難しいので、母集団から標本を抽出して調査を進めるケースが大半です。

対象者の条件の設定方法

アンケートを実施する場合に適切な対象者の数について前述した通りですが、次に問題になるのは条件の設定方法でしょう。調査内容に適した条件を設けなければ、アンケートの結果に歪みが生じてしまう可能性があるので注意が必要です。

アンケートの対象者の条件を設定する場合の大まかな流れは、以下の通りです。

1.自社における課題を設定する

2.仮説を構築する

3.調査方法を決定する

4.対象者の条件を設定する

大切なのは、仮説に基づいて必要になりそうな情報を検討することです。自社が抱える課題が発生している原因だと考えられること、解決するために必要な情報を洗い出してみましょう。

アンケートの担当者だけで原因・解決策を考えるのが難しい場合は、現場の声に耳を傾けたり、まったく違う部署にアドバイスを求めたりするのも効果的です。

自社にとって必要な情報を明確にすることで、おのずと対象者の条件が見えてくるでしょう。

対象者の条件として設定すべき基本事項

アンケートの調査対象者を決定する場合は、

  • 性別
  • 年齢
  • 地域
  • 職業
  • 個人 もしくは 世帯
  • 履歴(例:商品を購入した履歴など)

これらの基本事項をもとに考えるといいでしょう。

まとめ

アンケートの対象者を決定するときは、調査の種類や内容をもとに判断することが大切です。

質を重視する定性調査を実施する場合は、設定する条件にあう人数を考えると良いでしょう。定量調査の場合は、できるだけ多くの調査対象者からアンケートの回答者をもらうことが大切です。

今回紹介した内容を参考に、アンケートの調査対象者の適切な人数や条件の設定方法を検討してみてください。

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<参考>

定性調査と定量調査の違いとは? アンケートやインタビューの成果を最大化(Web担当者Forum)