新規事業アイデア出しをするためのプロセスとフレームワーク【素人でもできる!】

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アイデアを思いつくための方法は数多くありますが、新しいことを考えるとなると難しいですよね。

特に、会社で上司から「新規事業のためのアイデアを考えてこい」と言われて思い悩む人も多いでしょう。

そこで今回は、新規事業のアイデアを出すときに役立つ情報を分かりやすく紹介します。

この記事は、

  • 新規事業のメンバーになっている人
  • とにかくアイデアを出したい人
  • アイデアを出すためのフレームワークを知りたい人

にピッタリの内容です。

それでは、新規事業のアイデアを出すためのプロセスから見ていきましょう。

新規事業のアイデアを出すプロセス

アイデアは、急に浮かんでくるわけではありません。

世の中にはアイデアが湧き水のように浮かんでくるという人もいますが、その人は常日頃からいろいろな物事に対して関心があり、問題意識を持っている人です。

多くの人はアイデアを出すために時間がかかりますし、苦労をします。

しかし、今回紹介するアイデアを出すためのプロセス10個を押さえておけば楽になります。

そのプロセスとは下記の表のとおりです。

それでは、上記の10個の思考プロセスを順番にチェックしていきましょう。

【小さな問題を大きく広げて考える】

新規事業を立ち上げる背景は会社によってさまざまですが、自社が抱える課題をクリアするために新規事業を考える会社が多くあります。

解決すべき課題が決まったなら、課題に付随する問題を洗い出していきましょう。

問題の領域が広いほど解決策が多く考えられるので、小さな問題でも書き出しておくことが大切です。

【物事を第三者の視点から捉える】

新規事業に繋がるアイデアを考えるときは、どうしても自社の視点に立って物事を捉えてしまいがちです。

物事を第三者の視点からとらえる、ということは、自分の中のアイデアが煮え切った場合にも効果的な方法です。

子どもになった気持ちで問題を見たり、高齢者の視点で内容をチェックし直すなど立場を変えて捉えるといいでしょう。

【常識を疑ってかかる】

新規事業は、いわば、イノベーションを起こす事業であり、常識に捉われたままでは革新的なアイデアが思い浮かばないときもあります。

社会的な常識を打ち破るようなアイデアを思いついても問題はありません。

自社でそのアイデアを実現できるかはまた別問題ですが、時には常識を疑っていくこともアイデアを考えるうえでのポイントになります。

【ある程度のルールを決めて選択肢を絞る】

アイデアは制約がある方が考えやすいことがあります。

本来はない制約を設定して考えると選択肢が限られるため、より深く問題に向き合えるのです。

先に紹介した、「常識を疑ってかかる」と組み合わせてアイデアを考えると効果的です。

【時には古いものを見直す】

アイデアは、すべてが新しくある必要はありません。

既存の事業や技術などを組み合わせることが新規事業に繋がることもあります。

単に組み合わせるだけでなく、事業や技術の誇れる要素を抜き出してかけ合わせることが大切です。

【目標から逆算して考える】

出発地点からアイデアを考えるのではなく、目標やゴールから逆算してアイデアを抽出する方法も有効です。

自社にとっての理想の状況をしっかり具体化している場合はおすすめです。

ただし、逆算する目標やゴールが明確になっていなければこの方法でアイデアを考えるのは難しいでしょう。

【障害を避ける選択をする】

新規事業を構築していく過程では、実現のためにたくさんの障害が生じます。

通常であれば障害に対する解決策を講じる必要がありますが、必ずしもその障害を乗り越えるべきとはいえません。

むしろ、障害を避ける方が効率が良いこともあるので、ケースバイケースで判断すると良いでしょう。

【考えを精査する】

自社における課題を認識し、それに対してアイデアを出し切ったら、内容を精査しましょう。

アイデアを確実に実現するために、内容に不備や不足がないか詰めるのです。

アイデアを考えるプロセスの最終段階で考えを精査すると効果的です。

【できるだけシンプルな解決策を考える】

問題を打開するための解決策は複雑になりやすいものですが、できるだけシンプルな方が実践しやすいもの。

リスクを少しでも抑えたい気持ちは分かりますが、大本の解決策をシンプルにして定期的に内容を振り返る時間を取るといいでしょう。

ここまで紹介したアイデアのプロセスを実践した後は、内容をきちんと再定義して臨機黄変に実行していきましょう。

すべてのプロセスを実施する必要はありません。

ひとつのプロセスで有効なアイデアが出ることもありますし、複数のプロセスを組み合わせた方が効果的な場合もあるので、ケースバイケースで判断しましょう。

異業種で成功している会社のアイデアからヒントを得る

ゼロからアイデアを考えるのは大変なことです。

アイデアを考える方法はいろいろありますが、異業種の会社がなぜ成功したのかに着目すると自社の新規事業で応用できるアイデアが思い浮かぶこともあります。

パーキング事業で有名なタイムズの親元であるパーク24の前身は、もともと駐車禁止表示の看板を販売していた会社です。

今では、時間貸の駐車場が全国各地にありますが、当時は繁華街や駅前にしかなく、なおかつ、夜間になると駐車している車を管理する人がいなくなるため、利用時間が限られていることが当たり前でした。

そうした中で、社長がいつでも利用できるコンビニに着目し、「駐車場のコンビニ」を考案します。

コンビニで使われているPOSシステムを参考に、オンラインで駐車場を管理することで人件費を抑えることに成功し、日本各地のさまざまな場所に時間貸の駐車場が設けられるようになったのです。

新規事業アイデアを考えるときのフレームワーク

新規事業のアイデアを考えるときに役立つフレームワークは

  • 異業種発想法
  • 制約条件法
  • 業態シナジー法

の3つ。

それぞれのフレームワークについて実例を挙げながら紹介します。

【異業種発想法】

異業種発想法は、先に紹介した内容でもありますが、自社とは別の業界の会社が成功したモデルを参考して新しいビジネスを構築する方法です。

異業種発想法を取り入れて成功した企業としては、前述したパーク24やラーメン博物館などが挙げられます。

ラーメン博物館は、ラーメンを食べるだけでなく、ラーメンに関する歴史を学ぶことができるというものです。

飲食店として発展してきた「ラーメン」が博物館とコラボレーションして展示を行うことによって、多くの人から注目を集めることができたといえるでしょう。

【制約条件法】

制約条件方法は、あるものがない状態を過程してものごとを考える発想方法です。

短時間で髪の毛のカットができるQBハウスは、制約条件法で成功した企業です。

髪の毛はどれだけ忙しくても伸びるものですが、髪の毛を切る時間がないくらい忙しい人もいます。

QBハウスは、この忙しくて髪の毛を切る時間が取れない人に着目し、平日の昼間に10分という短時間でカットできるというサービスをスタートさせました。

美容室の営業時間を伸ばしたり、休日に積極的に運営したりするのではなく、サラリーマンの昼休みに手軽に切れるという手軽さを提供したのです。

【業態シナジー法】

業態シナジー法は、新規顧客を獲得するために既存のアイデアやビジネスを組み合わせる方法です。

業態シナジー法を賢く使って拡大していったのがまんが喫茶です。

今では当たり前のように存在するまんが喫茶ですが、以前は喫茶店にちょっとしたサービスとして本が置いてある程度でした。

喫茶店と貸し本は収益性が低い特徴がありますが、滞在型のサービスを確立することで、滞在時間に応じたサービス料が発生するビジネスの仕組みが構築されたのです。

まとめ

アイデアの考え方を知らない中でゼロからひねり出すとなると大変ですが、今回紹介したコツを押さえると、アイデアを考えるのが楽しくなります。

最初は手間取るかもしれませんが、諦めずにプロセスを意識するといいでしょう。

 


<参考>

  1. ゼロから作らない新規事業アイデア出しとフレームワーク3選(ビジネスハック)
    https://bizhack.jp/idea/#3
  2. 12の思考プロセスを使って、新規事業のアイデアを考えよう(企業TV)
    https://kigyotv.jp/news/new-business-idea/