マーケティングにおけるペルソナの作り方!ペルソナ設定でマーケティングに成功した事例も掲載

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マーケティングに携わると、「ペルソナ」という言葉を頻繁に耳にします。

大きな成功をおさめる大企業などを中心に、ペルソナマーケティングが実施されています。現在のマーケティングにおいてペルソナの設定は非常に重要で、自社の顧客の獲得に非常に効果的です。

ペルソナという言葉を正しく理解せずに使っている人もいますが、何となく理解している状態では、マーケティングに効果的にいかすことができません。

この記事では、まずマーケティングの基礎について分かりやすく解説した後、マーケティングにおいてペルソナがなぜ重要なのか、その理由についてお伝えします。

ペルソナを設定するメリットや具体的な作成方法なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事は次のような人に適しています。

・ペルソナ設定について知りたい人

・ペルソナの作成方法を把握したい人

・ペルソナマーケティングの成功事例が気になる人

それではまず、マーケティングにおけるペルソナの基礎をチェックしていきましょう。

そもそもマーケティングおけるペルソナとは?

マーケティングで重要視されるペルソナは、商品やサービスのユーザー像を意味します。

ペルソナの設定は、年齢や性別、職業や趣味など実際に存在する人物であるかのようにリアルな情報が必要です。

ターゲットの概念と混同する人もいますが、ターゲットが少し幅を持たせた設定をしているのに対して、ペルソナはより具体的な人物を想定しているという点が異なります。

ターゲットとペルソナの違いを例で説明すると次のとおりです。

ターゲット 20代の独身女性

近畿地方在住

お菓子が好き

ペルソナ 25歳の独身女性

大阪府在住

1日暮らし

自分でお菓子を作るのが趣味

SNSで作ったお菓子のレシピを公開している

マーケティングにおいてなぜペルソナが重要視されるのか、設定するメリットについて解説していきます。

マーケティングにおけるペルソナ設定の重要性

ペルソナを設定すれば、マーケティングに取り組むチーム全員の共通理解を図ることができるため、効果的なアプローチ方法の考案が可能となります。

会社のマーケティングは、1人で担当するのではなく、複数人のチームで活動することがほとんどです。

したがって、チーム全員の認識が統一されずばらつきがあると、顧客へのアプローチが曖昧になりがちです。

ペルソナを設定するとチームの認識が統一されて自社のマーケティング戦略が明確になるため、その重要性が注目されています。

マーケティングにおけるペルソナ設定をするメリット

マーケティングでペルソナを設定するメリットはさまざまです。

今回は、その中から

・マーケティング担当者で共通理解がはかれる

・ユーザー視点で自社の商品やサービスを考えられる

・アプローチの明確化がコストや時間の削減に繋がる

という3点に絞って紹介します。

先述した通り、ペルソナを設定すると、マーケティングを担当するチームの共通理解が図れます。

共通理解が図れるとプロジェクトの方向性を一致させることが可能となります。

また、適切なペルソナを設定することによって、ユーザーのニーズを満たす商品やサービスを検討することが可能となり、その結果、ユーザーの満足度が上がる可能性も向上。

つまり、適切なペルソナを設定することによって、共通の認識の元でユーザー視点での自社商品やサービスを検討することができるので、プロジェクトを効率的に進めることができるようになるんです。

さらに、明確な人格が設定されることで、無駄なコストや時間を省くことができるのもペルソナ設定によるメリットのひとつ。

マーケティングのアイディアを考案することなどに時間や人を使えるようになります。

なぜ、マーケティングにペルソナ設定が必要なのか?

先述しましたが、ペルソナを設定すれば効率の良いマーケティングができます。

ターゲットを設定してマーケティングをする手法もありますが、ターゲットはペルソナと比較して幅があるため、顧客層の輪郭がぼやけてしまいます。

つまり、ペルソナの設定は、自社のマーケティング活動でコンテンツやメディアの優先順位の絞り込みにも繋がります。

自社にとって適切なペルソナを定めるには、ある程度の時間がかかるものですが、結果的に広告費用や人材、時間などの削減に繋がるため、ペルソナを設定するといいでしょう。

マーケティングにおけるペルソナの作り方

マーケティングにおけるペルソナの作成手順は、以下のとおりです。

  1. ペルソナを設定するために必要な情報を集める
  2. 収集した情報をまとめて分析する
  3. 物語風に自社のペルソナを設定する

情報を収集し、分析することによってペルソナを設定しますが、その際、少なくとも次の10項目について考えることをおすすめします。

性別や年齢、居住地などの基本情報
職業(最終学歴、業種や役職)
性格や生活の実感(興味や困難)
ライフスタイル

(起床・通勤・勤務・就寝時間、休日はいつか、余暇の過ごし方)

貯蓄性向や収入
人間関係(家族構成、恋人・配偶者・子どもの有無)
インターネットの利用時間・状況
趣味
世間的な流行への関心度
所有するデバイス

これらの項目を具体的に設定することでペルソナが明確になります。

今回紹介した10項目に加えて、自社のマーケティング活動において必要な詳細項目などを付け加えるといいでしょう。

ペルソナはいろいろな方法で作成することができますが、以下のような物語風のテンプレートを使用すると、箇条書きでペルソナの情報をまとめるよりも人物像がリアルに仕上がり、分析した結果を分かりやすくまとめることができます。

マーケティング ペルソナ

それでは、ペルソナの作成方法の例を紹介します。さまざまな作り方ありますが、その中から今回は次の3つの方法についてお伝えします。

・インタビューやアンケートの分析

・既存のデータの活用をする

・アクセスの解析をする

それでは、それぞれの方法について順番に解説していきます。

インタビューやアンケートの分析

自社がターゲットとする層に対してインタビューやアンケートを実施し、いろいろな切り口から調査結果を分析してペルソナを見極める方法です。ターゲットがすでに決まっていて、その中からペルソナを設定したい場合に適しています。

既存のデータの活用をする

実施済みのアンケート調査などの結果を活用して、新たにペルソナを設定する方法です。

信ぴょう性が高い調査であれば活用ができますが、客観的なデータでない場合は再度アンケートをすることをおすすめします。

アクセスの解析をする

アクセス解析をして、ユーザーの興味や行動などの特性を掴んでデータ化する方法です。サイトにきたユーザーを解析するので、ペルソナの設定に有効です。

ペルソナマーケティングで成功した会社の事例

最後に、ペルソナマーケティングで成功したアサヒビールの事例を紹介します。

2009年3月に発売されたクールドラフトは同年6月末までに296万箱売れた大ヒット商品です。アサヒビールが当時作成したペルソナは以下のとおりです。

・年収900万円の男性

・自営業

・家族持ち

以上のペルソナが欲しがるビールを考えた結果、冷たい発泡酒のイメージが伝わる商品名が設定されたり、パッケージが作成されました。

まとめ

ペルソナを設定すると、自社の売上が上がるだけでなく、コストを削減することにも繋がります。

効率が良いマーケティングを実施するためには、できるだけリアルなペルソナを設定することがポイントです。

マーケティング活動を効率よく実施するために、今回紹介した内容を参考にして自社に適したペルソナを設定しましょう。