ユーザーインタビュー 人数

ユーザーインタビューを行うべき人数は?その理由もあわせて紹介

ユーザーインタビューの重要性や必要性は理解しているけれど、何人にユーザーインタビューを行えば良いのかが分からない、という方も少なくないのではないでしょうか?

結論から言うと、ユーザーインタビューを実施する対象人数は最低3名、多くても5名で十分です。

本記事では、ユーザーインタビューを行うべき人数とその理由について詳しく解説します。

ユーザーインタビューは定性調査。定性調査とは?

ユーザーのニーズを探る方法に、定量調査と定性調査とがありますが、ユーザーインタビューは定性調査の1つです。

定性調査とは、割合や数量など数値では計れない質的なデータを取得できる調査方法であり、個人の行動や発言・経験・経緯などから、「なぜ?」や「どのように?」といった理由や方法を探ります。

ユーザーニーズの顕在的・潜在的な理由や方法から、新たな理解や会社のヒントとなる質的データを得ることができるため、定性調査はユーザーの心理面を重視する調査方法ともいえるでしょう。

ユーザーインタビューには分析が不可欠

詳しくは後述しますが、ユーザーインタビューを行っただけでは結果を得ることができません。

インタビュー結果の分析をしっかり行うことが重要です。

ユーザーインタビューの対象人数はケース次第

定性調査であるユーザーインタビューでは、対象人数を決めることは難しいもの。

なぜなら、行動と行動の基となる本質の理解・仮説の誤りや加える点の発見を目指すユーザーインタビューは、類似の行動や本質を共有する人数や量の統計ではないからです。

ユーザーインタビューに必要な人数は、求める発見を十分にできて、欲するデータが十分に揃うまでに要した人数。つまり、1名で十分な場合もあれば、10名にユーザーインタビューを行う場合もあります。

ユーザーインタビューに必要な人数は

定性調査であるユーザーインタビューの必要人数は、実際にインタビューをしない限り分かりません。なぜなら、インタビュー後に上位下位関係分析やインサイトハック分析などの定性分析をするまでは、インタビューから有効な結果が得られたかが分からないからです。

つまり、ユーザーインタビューに欠かせない人数は予測できないといえます。

ユーザーインタビューは5名に実施すれば十分?その理由とは

前述したとおり、定性調査であるユーザーインタビューの必要人数は、実際にインタビューをしない限り分かりません。その理由は、インタビュー後に上位下位関係分析やインサイトハック分析などの定性分析をするまでは、インタビューから有効な結果が得られたかが分からないからです。

しかし、一般的に、ユーザーインタビューは5名に実施すれば十分、といわれています。その根拠としてヤコブ・ニールセン博士の説を解説します。

ヤコブ・ニールセン博士の説

ヤコブ・ニールセン博士は、実施したユーザーインタビューの結果から「5名にインタビューすると、ユーザビリティに関する問題の85%が発見できる」と結論付けています。

ニールセン博士が利用した計算式は、「N(1-(1-L)n)」。

この計算式の「N」はデザイン上のユーザビリティ問題の数を示し、「L」はユーザー1人当たりから発見できるユーザビリティ問題の全体における割合を指しています。

ニールセン博士によると、数多くのユーザーインタビューでは「L」の平均数値は31%。ここから、ユーザーインタビュー対象人数は5名と割り出されました。

ただし、ユーザビリティ問題を発見したい率に応じて、ユーザーインタビューに必要な人数は異なります。

5名にユーザーインタビューした場合のユーザビリティ問題の発見割合は、先述の85%。ただし、セグメントが分かれるユーザーインタビューの場合は、それぞれのセグメントにつき3〜5名を対象人数としたインタビューが必要です。

各セグメントのユーザーインタビューで必要人数に調査することで、総体的にユーザビリティ85%の問題が発見できます。

1サイクルにつき、最低3名xペルソナの人数

ユーザーインタビューに求められる人数は問題を発見したい割合次第と述べましたが、少なくても1サイクルにつき3名が必要です。

先述のニールセン博士が行ったテスト結果によると、5名で約85%、15名へのユーザーインタビューの実施で約100%の問題を発見できるとされています。

反対に、4名・3名とユーザーインタビューの対象人数を減らすと問題の発見率は減少し、3名を対象としたユーザーインタビューでの問題の発見率は70%。

しかし、ユーザーインタビューのスピードも実務面では大切であることから、1サイクルにつき3名、ユーザーインタビューを行うパターンが効率的です。

6名以上のユーザーインタビューは不必要

ユーザーインタビューを実施するユーザーを増やしていくと、共通した行動や考え方があることが見えてきます。

したがって、ユーザーインタビューは、ある時点からは同じ現象の繰り返しになるということ。

前述したように、ユーザーインタビューを実施する人数は5名で十分とされています。

つまり、6名以上にユーザーインタビューをする必要はないといえるでしょう。

まとめ

商品・サービスの開発・販売にあたり、ユーザーのニーズを理解することは重要なこと。

したがって、顧客の顕在的・潜在的ニーズを理解して、さらなる売上の向上または商品の販路確立などを目指す企業・部署にとって、ユーザーインタビューは不可欠なものといえます。

ユーザーインタビューに必要な人数はケースバイケースですが、1サイクルにつき最低3名、最高でも5名に実施すれば十分とされています。

本記事で紹介した内容を参考に、ユーザーインタビューの感触から人数を調整し、効率よく実施していくといいでしょう。

無料お役立ち資料フォーム


参考記事一覧

「結局、ユーザーインタビューって最低何人に聞けばいいの?」( PUBLISHED IN デザラボ)

「ユーザーインタビューをする際の人数に関して(定性調査)」(Qiita)