Mobile First MFI

【MFI】グーグルは今「モバイル・ファースト」でモバイル・ユーザーを重視

Mobile First Index(MFI、モバイルファーストインデックス)とは、Googleがパソコン重視からモバイル重視へ転換したことを表す言葉。

かつてグーグルは、パソコン・ユーザーを大切に扱うパソコン・ファーストの姿勢を取っていましたが、いまや、スマホなどのモバイル・ユーザーを重視するモバイル・ファーストになっています。

企業のサイトを管理する担当者やネット・マーケティングの担当者がMFIの思考を持っていなければ、そのサイトがGoogle検索で下位に沈む恐れがあります。

MFIについて理解し、自社サイトがMFIに対応しているかどうか、確認しましょう。

MFIが始まった経緯

Googleは2018年から、サイトの評価対象をパソコンからモバイル向けサイトにシフトしました。

モバイル向けにシフトした、といっても、パソコン向けサイトの評価をやめたわけではありません。しかし、Googleがわざわざ「MFI宣言」をしたことは極めて重く受け止める必要があります。

Googleは独自に、無数のサイトを評価しています。Googleから高い評価を受けたサイトは、Google検索で上位に表示されます。

例えば、糖尿病について正確かつ丁寧に解説している、病院のサイトがあったとします。そしてGoogleが、そのサイトを高く評価したとします。すると、Google・ユーザーが「糖尿病」で検索したときに、そのサイトは検索結果の上位に表示されます。なぜならGoogleは、優れたサイトをGoogle・ユーザーに知らせたいからです。

Googleのこのような操作により、糖尿病について調べている多くのGoogle・ユーザーは、その病院のサイトを閲覧することになります。そして、閲覧したことをきっかけに、その病院で受診するために足を運びます。

つまり、上位に表示されることによって認知度が向上し、売り上げが上がるのです。

Googleによるサイトの評価は、企業のサイト管理者やネット・マーケティングの担当者にとって死活問題といえるでしょう。

Googleはサイトの評価をコンピュータで行っていますが、その評価のルールのことを、コンピュータの「アルゴリズム」といいます。

2018年にGoogleは「パソコン向けサイトを評価する方法から、モバイル向けサイトを評価する方法へ」と考え、アルゴリズムを変更。

いまや、モバイル向けサイトのコンテンツが充実していないと上位表示されなくなったのです。

MFIの具体的な内容

GoogleはMFIについて、次のようにアナウンスしています。

●Googleは従来、「クロール」「インデックス」「ランキング・システム」において、主にデスクトップ版コンテンツ(パソコン向けコンテンツ)を評価してきたが、それを変える

●なぜ変えるのかというと、デスクトップ版コンテンツとモバイル版コンテンツの内容が大きく異なると、モバイル検索ユーザーに不都合が生じるからである

●MFI(モバイル・ファースト・インデックス)とは、モバイル版コンテンツをインデックスやランキング・システムに使って、モバイル・ユーザーが探しているものをみつけやすくする取り組みのことである

Googleがこれだけ明確にMFIへのシフトを明言している以上、企業でインターネット・マーケティングやECを担当している人は、自社サイトをモバイル重視バージョンに変えていく必要があります。

ちなみにクロールとは、インターネット中を「徘徊」して、ほとんど無数に存在するサイトのクオリティをチェックしていくロボットのこと。

そして、インデックスは、クロールによって、ほとんど無数に存在するサイトをデータベース化していく取り組みのことです。

クロールによって質が低いと認識されたサイトは、Google検索で下位に置かれます。そしてGoogleにインデックスされていないサイトは、Google検索に引っかかりません。

自社のサイトがMFI対応済みかどうかを確認する方法

自社サイトがある企業は、サイトがMFI対応になっているかどうか、確認することがおすすめです。

確認方法は、Googleが用意している「モバイルフレンドリーテスト」のサイトに、自社サイトのURLを入力するだけ。

10秒ほどで、モバイルフレンドリーなサイトかどうか、つまりMFI対応がしっかりできているかどうかが分かるので、ぜひチェックしてください。

MFI対応のサイトにするにはどうしたらよいのか

サイトをMFIに対応させるための方法として
・モバイル向けサイトを新設する
・レスポンシブウェブデザインを採用する
・ダイナミックサービングを行う
・構造化マークアップを行う
などがあります。

それぞれの内容について見ていきましょう。

モバイル向けサイトを新設する

そもそもモバイル向けサイトがない場合、モバイル向けサイトを新設するといいでしょう。そして重要コンテンツをモバイル向けサイトに転載するようにしてください。

モバイル向けサイトは「あればよい」わけではありません。

モバイル向けサイトのコンテンツは、パソコン向けサイトのコンテンツより充実させることがおすすめです。

レスポンシブウェブデザインを採用する

レスポンシブウェブデザインとは、1つのページを作れば、自動でパソコン向けページとモバイル向けページに適したデザインに変換できる技術のこと。

レスポンシブウェブデザインで自社サイトを作成すれば、サイト閲覧者のデバイスの画面サイズに合わせた表示がなされます。

つまり、レスポンシブウェブデザインを採用すれば、モバイル向けサイトを新設する必要はありません。

ダイナミックサービングを行う

ダイナミックサービングとは、サイトのデータが置かれているサーバが、サイト閲覧者のデバイスを認識して、そのデバイスに適したページを表示する技術のこと。

ダイナミックサービングを行うことによって、パソコンを使っている閲覧者にはパソコン向けページを、スマホを使っている閲覧者にはモバイル向けページを表示することができます。

構造化マークアップを行う

構造化マークアップとは、Googleのクローラーにコンテンツを正しく読んでもらう処置のこと。

例えば、「社名」をサイトに掲載したとします。

通常のマークアップでは、クローラーは「単なる文字」としか認識しません。

しかし、マークアップを構造化すれば、クローラーは「社名」として認識し、「このサイトは企業を紹介している」と判断するのです。

構造化マークアップには「Microdata」と「JSON-LD」の2つのフォーマットがありますが、Googleは後者を推奨しています。

まとめ

GoogleがMFIに舵を切ったのは、モバイル・ユーザーが急増したため。スマホがあれば、日用品の注文も、食事の支払いも可能であり、スマホを使うネット・ユーザーはますます増えるでしょう。

したがって企業のサイトのコンテンツやデザインもモバイル仕様にしていくことが大切です。

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<参考>

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