戦術 戦略 マーケティング

【徹底解説】「マーケティング戦術」と「マーケティング戦略」。その違いは?

自社の目的を達成するためには、マーケティング戦術と戦略の違いを押さえることが大切です。

なぜなら、戦術と戦略を分けてマーケティング施策を考えなければ、顧客に対して効果的なアプローチができないからです。

そこで今回は、マーケティング戦術と戦略のそれぞれの意味を解説します。

2つの単語の一般的な意味を押さえた後、マーケティングにおける違いをチェックしましょう。

記事の後半では、マーケティング戦術・戦略を考えるときのポイントを紹介します。

この記事は、

  • 戦術の意味が知りたい人
  • 戦略の意味を押さえたい人
  • 戦術と戦略の違いが分からない人

におすすめの内容です。

「戦術」と「戦略」。その意味は?

戦術と戦略。

これらは、どちらも軍事用語であり、それぞれの言葉の意味を端的に表現すると、次の通りになります。

  • 戦術:戦闘や作戦の目標を獲得するための方法的技術
  • 戦略:敵対的な集団間における闘争技術

上記のように、戦術と戦略は軍事思考に基づいた言葉ですが、ビジネスで活用される機会が増えています。

戦術と戦略の意味をもう少し詳しく解説していきます。

戦術

戦術とは、ある任務を達成するために物資や部隊を効果的に配置して運用する術のことであり、1年、3年、5年というある程度長い期間で具体的なタスクや実行計画を考えます。

戦術は次に紹介する戦略を実現するためのオペレーション(手段)であるため、戦術と戦略は切っても切れない関係性にあります。

戦術と戦略のつながりについては、記事の後半で詳しく解説します。

戦略

戦略とは、ある目的を達成するために、複合的な思考と長期的な視野を合わせて資源・力を総合的に運用する技術のことです。

ビジネスにおける戦略は、会社の事業展開の筋道ともいえます。

求める成果を出すために、捨てるべきものや取るべき行動などを総合的に考えてシナリオを作り上げることが戦略だと言えるため、「シナリオ」という言葉でも戦略の意味を表せます。

戦略は戦術よりも、時間軸が短い特徴があります。

具体的には1か月、半年などの1年以内の短期間でプロジェクトを講じるので覚えておきましょう。

マーケティング戦略は「会社の目標」

マーケティングにおける戦略とは、会社の目標を達成するための方向性のことです。

具体例としては、「来客数を〇%アップさせる」「売上を〇%伸ばす」「必要経費を〇%削減する」などがあります。

ひとつの目標を達成するためには、複数の方法があります。

例えば、「来客数を10%アップさせる」ことが自社の目標なら、販売促進をしたり、店舗を増やしたりなどさまざまな施策が考えられます。

自社の目標を達成するために一番効果的な施策はどれかを考えることが、マーケティングにおける戦略です。

マーケティング戦術は「戦略に向けて実行する方法」

マーケティングにおける戦術とは、戦略を実施するための具体的な方法のことです。

戦略の説明で出した例を用いると、販売促進をする方向性に沿ってテレビCMを流したり、SNS広告を導入したりするのが戦術になります。

その他、チラシの配布や試供品の提供などの策も考えられます。

マーケティング戦術を考えるフレームワークとしては、4P がおすすめです。

4Pとは、Product(商品)、Place(販売チャネル)、Price(価格)、Promotion(販売促進)の4単語の頭文字を取ったもの。

自社の製品・サービスのマーケティング施策を実施する場合に、4Pの各項目を埋めて強みや弱み、特徴を見出せば効果的な戦術を考えやすくなります。

4P

戦略を立ててから戦術を立てよう

戦略と戦術は似て非なるものですが、ビジネスにおいて繋がりがある言葉です。

なぜなら、戦術を立てて、ビジネスを効率よく展開していくためには戦略が必須になるからです。

経営者の多くは、短期的な目線での売上アップを考えて戦術を立てることに尽力しやすい傾向がありますが、中長期的な売上拡大を目指すためには、戦術ではなく戦略を講じることが重要になります。

効果的なビジネスを展開するには、戦略を立ててから戦術を講じるようにしましょう。

戦略・戦術を立てるときは、

  • 自社の現状をすみずみまで把握する
  • 常に自社の目的を意識して策を講じる

という2つのポイントを押さえることが大切です。

これらの2つのポイントについて、もう少し詳しく解説していきます。

【自社の現状をすみずみまで把握する】

自社にとって最適な戦略を導き出すためには、現状をきちんと把握することが必要です。

例えば、自社ならではの強み・弱み、ノウハウ、位置取りなどを主観的・客観的に考えてみましょう。

自社の現状を理解できたら、同じ市場で争う競合他社の分析を行いましょう。

自社の特徴を知った上で競合他社の状況を把握することは、戦略や戦術を講じるときに役立ちます。

【常に自社の目的を意識して策を講じる】

戦術を考えるときは、自社が達成するべき目的を意識することが重要です。

なぜなら、戦術はそもそも目的をクリアするために考える手段だからです。

目的に到達できない戦術ならわざわざ時間やお金をかけて実施する必要はありません。

最短ルートで目的達成できる手段を賢く戦術に組み込みながら、マーケティングを展開していくといいでしょう。

まとめ

戦術と戦略は混同されやすい言葉ですが、マーケティングにおける戦術は目的を達成するための手段であるのに対して、戦略は筋道と、異なる意味を持っています。

しかし、戦術には戦略が必要であるなど、戦術と戦略は完全に切り離して考えるものではありません。

今回紹介した内容を、自社の戦術と戦略の考案や見直しに役立ててみてください。


<参考>