SNSの中でも近年特に人気を集めているのが「Instagram(インスタグラム)」です。
離床者の多くは若者ですが、趣味に関するたくさんの投稿が多いことから、利用者層が幅広くなりつつあります。
そこで今回は、ユーザー数が急増しているInstagramの特徴を解説します。
どのようなコンテンツがインスタグラムでよくチェックされているのかも合わせて見ていきましょう。
この記事は
- Instagramの特徴を知りたい人
- Instagramのユーザー層が気になる人
- 閲覧数が多いコンテンツを押さえたい人
におすすめの内容です。
インスタグラム(Instagram)とは?
インスタグラムとは、LINEやFacebook、Twitterなどと合わせて4大SNSとも呼ばれるツールです。
4大SNSは社会に大きな影響力があり、2018年の月間アクティブユーザ―は下表のとおりです。
SNS名 | 月間アクティブユーザー(2018年) |
1.LINE | 7800万人 |
2.Twitter | 4500万人 |
3.インスタグラム | 2900万人 |
4.Facebook | 2800万人 |
インスタグラムは「インスタ」という略称でも呼ばれています。
冒頭で述べた通り、インスタグラムは若者を中心に浸透していますが、一般ユーザーだけでなく、多くの企業アカウントもあることが特徴であり、2016年の株式会社ユーザーローカルのプレリリースによると、インスタグラムに公式アカウントを持つ企業の数は1万社を突破したとされています。
インスタグラムは一般ユーザーが趣味の一環として楽しめるSNSとしてだけでなく、企業にとっては自社のファンを獲得するためのひとつのツールとしても役立っているといえるでしょう。
ユーザー数が増加中
インスタグラムのユーザー数は、年々増加しています。
一部のメディアでは、日本国民のうち約4人に1人がインスタグラムを利用していると紹介されるほど浸透しています。
調査年ごとにインスタグラムの月間アクティブユーザー数をまとめると、次の表の通りです。
2014年 | 約400万 |
2017年下半期 | 約2000万 |
2018年8月 | 約2500万 |
2018年11月 | 約2900万 |
2019年3月 | 約3300万 |
現在のように一般ユーザーも積極的に投稿をするようになる2014年以前は、アーリーアダプターがおしゃれな写真をインスタグラムにアップしている状況でしたが、2015年5月にインスタグラムに広告機能が導入されたことによって、SNSのアカウントを持つ企業数が増加。
同年に高性能なカメラ機能が付いたiPhone6sが販売されたことで、それまでインスタグラムの閲覧者であった一般ユーザーも徐々に自己発信をするようになりました。
そして、翌年の2016年には、インスタグラムのユーザーなら誰しも利用したことがあるといっても過言ではない「ストーリー機能」が導入されています。
ストーリー機能とは、インスタグラム内にアップした動画や写真を24時間限定で共有できるという機能のこと。
公開できる時間や相手を限定することで、閲覧者に特別感を与えられるだけでなく、インスタグラムのアクティブユーザーを増やす効果があるものとなっています。
2017年になると、インスタグラムを積極的に利用するヘビーユーザーである「インスタグラマー」と呼ばれるユーザー層が登場します。
インスタグラマーの登場により、SNS内の情報量は格段に増加。
企業アカウント数の増加やマスコミに頻繁に取り上げられたりしたこともあり、流行語大賞に「インスタ映え」が入るなど、インスタグラムは多くの利用者層を獲得しました。
2019年現在では、ショッピング機能など多数の機能が導入され、日本におけるインスタグラムの利用者数は今後も増加することが予想されています。
インスタグラムのユーザー層は?
日本におけるインスタグラムの利用者層の性別割合は、男性が43%、女性は57%となっています。
「インスタグラムは女性が見るSNS」と考えている人が多いかもしれませんが、一定数の男性も利用していることが分かります。
インスタグラムのユーザー層を性別・年代別に比較してみましょう。
まずは、男性のインスタグラムの利用者層を年代別に見ていきます。
2016年8月から2017年8月にかけて、インスタグラムの利用者数は年代に関わらず増加していることが分かります。
特に29歳以下と50代以上の利用者層の増加率が大きくなっていることがグラフから読み取れます。
続いて、女性のインスタグラムの利用者層の割合を年代別にチェックしてみましょう。
女性は男性と比較すると全体的に利用者層の数が多くなっていることが分かります。
2016年・2017年のどちらの年も29歳以下の利用者層が非常に多い一方で、50代の増加率が非常に大きいことがグラフから読み取れます。
インスタグラムは他のSNSと比べて、趣味に関する投稿が多い特徴があります。
そのため、男性・女性ともキャリアアップや家庭・子育てなどへの関心が強い30代・40代においてはそれほど利用者層が多くないのかもしれません。
インスタグラムのユーザーが良く見るコンテンツとは?
インスタグラムのユーザーが良くチェックするコンテンツは、次の表の通りです。
# | コンテンツ名 | 2015年から2017年までの増減率 |
1 | 宥免人の投稿 | +6% |
2 | 友人の投稿 | +7% |
3 | ファッション | +8% |
4 | 写真 | -13% |
5 | 料理 | +53% |
6 | 旅行 | +70% |
7 | 動物・ペット | +67% |
8 | 音楽 | +27% |
9 | ショッピング | +33% |
10 | 雑貨 | +20% |
11 | 食品・お菓子・飲料 | +33% |
12 | スポーツ | +67% |
13 | アート・デザイン | -9% |
14 | インテリア | +25% |
15 | 映画・エンタメ | +25% |
(参考:Instagram Day Tokyo 2019|Facebook)
インスタグラムでユーザーに頻繁にチェックされるのは、有名人や友人が共有する投稿であることが分かります。
また、インスタグラムの「おしゃれなイメージ」に合ったファッションに関する投稿も安定して閲覧されているといえるでしょう。
増減率(2015年から2017年)を見ると料理、旅行、動物・ペット、スポーツなど人々の日常生活に関する投稿もよくチェックされています。
これは先に紹介した通り、2016年以降にインスタグラムのライトユーザーが増加したことが要因として上げられます。
インスタグラムのストーリーで、週末の予定を決めたり、夕食を考えたり、スポーツ動画をチェックしたりなどをして楽しむ人が増えているといえるでしょう。
まとめ
幅広い利用者層を獲得しているインスタグラムは、一般ユーザーはもちろん、多くの企業も注目するSNSです。
よく見られるコンテンツは徐々に変化しつつあり、利用者層に合わせて今後も幅広い種類の投稿がされると予想できます。
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<参考>
- Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破(Facebookニュースルーム)
https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/ - Instagramアプリの利用者数は前年から43%増加し1700万人を突破~ニールセン SNSの最新利用状況を発表~(ニールセンデジタル株式会社)
https://www.netratings.co.jp/news_release/2017/09/Newsrelease20170926.html - データで見るInstagramユーザーの実態(ITコミュニケーションズ)
https://www.it-comm.co.jp/media/201808161554.html - インスタグラムの利用者数|企業担当者が必ず覚えておきたい基礎情報
https://find-model.jp/insta-lab/instagram-users-enrollment/ - インスタグラムの年齢層別データを解析!SNSランキングでは何位?
https://media.hashout.jp/archives/2196