商品開発

商品開発の重要性とは?3つの企業の成功のポイントをあわせて紹介

多くの企業が力を入れて取り組んでいるのが「商品開発」です。

しかし、商品開発に携わったことがなかったり、経験が浅かったりすると、商品開発の大切さがあまり分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、企業における商品開発の重要性について解説します。

併せて、商品開発に成功した大手企業の事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事は、次のような人におすすめの内容です。

  • 商品開発の重要性を理解したい人
  • 商品開発の実例をチェックしたい人
  • 大手企業の商品開発について知りたい人

商品開発はなぜ必要なのか

商品開発は、「企業としての営業の継続」と「社会的な貢献をする」という面でとても大切な役割を担っています。

市場や顧客に飽きられたり、ニーズを満たしていない商品・サービスを販売したりしていると、企業として利益を確保することが難しくなります。

したがって、企業として営業を継続するためには、市場に対して付加価値がある商品・サービスを絶えず提供し続ける必要があります。

また、企業の商品開発の際には、顧客の潜在ニーズを満たす商品・サービスを開発することが重要となりますが、その際、新しい技術開発につながることもあるでしょう。

新しい技術が開発できれば、社会的な貢献にもつながります。

以上のような理由から、商品開発は企業にとってとても重要な意味を持つものであるといえるでしょう。

商品開発のポイント

商品開発を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。

今回は、その中でも特に重要なポイントとして

  • ユーザーニーズを知る
  • 市場開拓

の2つを紹介します。

それぞれのポイントについて、チェックしていきましょう。

ユーザーニーズを知る

商品開発を行う際には、まず、ユーザーニーズを知ることが重要です。

商品開発の際、自社が作りたい商品・売りたい商品を作ってしまいがちですが、自社が作りたい商品・売りたい商品を作っても、顧客が購入するとは限りません。

購入してもらえる商品を作るためには、顧客が抱えている悩みや不安を把握し、そのニーズを満たす商品を開発するようにしましょう。

顧客のニーズを知ることは大変なことですが、顧客のニーズを知る方法として

  • デプスインタビュー
  • アンケート
  • 街頭調査
  • ホームユーステスト
  • ショップアロング調査
  • 行動観察調査
  • ミステリーショッパー

などがあります。

上記以外にもいろいろな方法がありますが、それぞれの方法ごとにメリットとデメリットがあります。

自社が手に入れたい情報や顧客の属性などに合った方法を選ぶようにしましょう。

市場開拓

市場開拓も、商品開発においてとても大切なポイントの1つです。

例えば、市場で売上のある他社の商品・サービスに似たものを売り出した場合、大きな売上を得るのは難しいもの。

一方、他社の商品・サービスとはまったく違うものであっても、市場ニーズを満たしていなければ販売に苦労することになります。

適切な市場開拓をするためには、同じ業界・他社、経済、政治などに関する情報を集めましょう。

顕在ニーズよりも、潜在ニーズにアプローチした方が自社のオリジナリティを出せるので時間を掛けて取り組むことをおすすめします。

商品開発、実際の事例

商品開発で成功した企業の事例として

  • DIFFERENCE
  • アサヒビール
  • 株式会社スープストックトーキョー

の3つの事例を紹介します。

DIFFERENCE

DIFFERENCEとは、コナカが展開している紳士服のオーダーメイドブランドです。

元々、コナカはスーツの大量生産をし、安い売値でお客さんに商品を販売していましたが、あるとき、店に来たもののスーツを購入しなかった顧客に、その理由を尋ねます。

その結果、大量生産をしたスーツを安く販売しても、顧客が求めているデザインの商品がなければ意味がないことに気付いたのです。

現在、DIFFERENCEの店頭ではスーツの生地見本だけが置かれ、1着3万5,000円から販売されています。

自社の顧客に直接意見を求めて市場調査をしたことで、商品開発が成功した事例といえるでしょう。

アサヒビール

アサヒビールは、新商品を開発するために徹底した市場調査を行いました。

その結果、顧客が缶チューハイに求めているのが居酒屋で販売されているチューハイのようなフレッシュさだということが分かったのです。

缶チューハイでフレッシュさを求めるのは難しいとされていましたが、アサヒビールは果汁の供給体制や製造工程などの見直しを徹底して行い、果実を取ってから24時間以内に搾った果汁を使った商品開発に成功します。

市場調査の方法はいろいろありますが、自分たちが商品開発に活かすために必要な意見を抽出することが大切です。

必要な情報がうまく集まらないときは、質問の方法を変えたり、調査形態を変更したりして調整してみましょう。

株式会社スープストックトーキョー

株式会社スープストックトーキョーは、ペルソナを設定することで新商品の一貫性を出すことに成功しました。

ペルソナとは、自社にとっての具体的な顧客像です。ターゲットよりもぐっと設定条件を設定することで、強固なブランドの確立が実現します。

ペルソナとターゲットの違いを具体的に表すと、次の表の通りです。

ペルソナ・33歳
・男性
・東京都在住
・最近新築マンションを購入した
・犬と一緒に暮らしている
ターゲット・30代
・男性
・関東在住
・マンションに住んでいる
・ペットを飼っている

ターゲットよりもペルソナの方が、自社の顧客像を具体的に想定していることが分かります。

ちなみに、株式会社スープストックトーキョーは、37歳の秋野つゆというキャリアウーマンをペルソナとして商品開発を行いました。

まとめ

商品開発の重要性や商品開発で成功するポイントは

  • 企業にとって商品開発は必要不可欠
  • 商品開発によって「事業の継続」と「社会的な貢献」をする必要がある
  • 商品開発を成功させるためにはニーズの把握や事業開拓がポイント
  • 商品開発の事例を参考にするのも自社が成功するための1つの方法

ということ。

これらのポイントを念頭に、自社の商品開発に役立ててみてください。


<参考>

「ペルソナ」を活用した商品開発のススメ 1 〜活用事例編〜(ミラサポ)

コナカ激安オーダースーツを生んだ社長の「現場力」(DIAMOND online)

アサヒ、缶チューハイ一人負けを打破した「もぎたて」開発秘話(DIAMOND online)