グリコ マーケティング

グリコのマーケティング施策とは?成功した5つの取り組みを紹介!

マーケティングの施策を考えるのに「もし失敗したら…」と考えてしまい、積極的な案が提案できなかった経験がある方もいるのではないでしょうか。

失敗しないマーケティング施策を考えるのは難しいものですが、施策の成功例を参考にすることで失敗しにくい施策を考えることができるようになるでしょう。

そこで、今回は、グリコが考え、行ってきたマーケティング施策はを紹介します。

施策を考える際にお役立てください。

グリコの製品が浸透しない世代も

グリコというと、キャラメルやポッキーなど、誰もが知る製品を製造・販売するお菓子メーカーですが、グリコの商品のファンは40代以上の昔から親しんできた世代であり、10代の若者世代には浸透していない、とされています。

そこでグリコは、お菓子をあまり食べない世代へのマーケティングを展開しました。

グリコが自社製品を知らない層向けに展開した施策はいくつかありますが、ここでは、その中からオフィスグリコとPardotの導入について紹介していきます。

オフィスグリコ

オフィスグリコは、その名の通り、オフィスでグリコのお菓子を食べてもらおう、という施策です。

お菓子を食べる場の第1位は家庭ですが、第2位は職場(オフィス)。そのことに気づいたグリコが、オフィスでグリコのお菓子を食べてもらうために、オフィスにお菓子を提供する、というサービスを開始したのです。 

このオフィスグリコのターゲットは、30〜40代の男性。仕事の合間にお菓子を食べることが多い女性をターゲットとしたものではない、という点に加え、オフィスの置き菓子としてもらうことによって、お店では買わないけれど、甘いものを食べたいと思っている方を狙った施策です。

​このオフィスグリコのサービスによって、オフィスで働いている世代での売上アップに成功しました。

pardotの導入

「pardot」は、マーケティングオートメーションです。

pardotの導入前、顧客とのコンタクト方法は顧客側からの電話による問い合わせしかありませんでした。pardotを導入し、ウェブサイト上から資料ダウンロードができるようにして新たな導線をつくることで、情報収集段階の見込み顧客との接点ができ、サイトからの集客を増やすことに成功しました。

また、顧客管理もpardotで行うようにしたことで顧客管理が可視化されて情報が把握しやすくなっただけでなく、顧客からの問合せにも即座に対応できるようになったのです。

「pardot」を活用した施策で、グリコはウェブでの見込み顧客の獲得は2倍以上となり、売上アップに成功しています。

顧客との接点を増やす取り組み

グリコは、顧客との接点を増やす取り組みとしてCMのダンスコンテストやキャンペーン、「食べるシーン」の提供などを行なっています。

CMソングに合わせて踊るダンスコンテストやキャンペーンの実施

グリコのCMというと、歌に合わせて踊る「ポッキーダンス」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

注目を集めた2006年放送の新垣結衣さんが踊る「ポッキー極細」をはじめ、2015年9月にスタートしたポッキーの「シェアハピ」キャンペーンなど、グリコはその歴史の中でさまざまなCMがあります。

2015年9月の「シェアハピ」キャンペーンは、三代目J Soul Brothersのメンバーが、「シェアハピ!」「ポッキー」の声とともに一般の方でも踊れそうなダンスをするCMですが、グリコは、そのダンスCMの動画を公開するともに、一般の視聴者がダンスを踊る動画の投稿を促すコンテストを実施。

公開されたダンスCMの動画は580万回を超え、一般の視聴者のダンス動画も数多く投稿され、多くの方がダンスを視聴するプロモーションとなりました。

「食べるシーン」の提供

グリコの人気チョコであるポッキー。1966年の発売当初から人気のあるグリコの看板商品ですが、売上は90年代後半から横ばいの状態が続いていました。

そこで、グリコが行ったのが「食べるシーン」の提供です。これまで、お菓子を食べるシーンはユーザー側任せでしたが、「こんなときにポッキーを食べたら良い」というシーンを、メーカー側が用意したのです。

ちなみに、1999年からスタートしている11月11日の「ポッキー・プリッツの日」も、グリコ側からの「食べるシーン」の提供です。GWなどの長期休暇のある期間に旅行会社と連携し、ポッキーを持っていると観光バスが無料になるといった、旅のお供にポッキーを食べてもらう企画などを実施。

暑さでチョコが溶けてしまうことから、売上が下がる夏場に敢えて限定商品を発売しました。ポッキーを冷やして食べて触感や音を楽しむキャンペーンを行うなど、生活の中にたくさんポッキーを「食べるシーン」を張り巡らせた結果、横ばい状態が続いていたポッキーが再び急成長し、売上も急上昇したのです。

ユーザーニーズに対応

グリコは、商品の開発・改良にユーザーの意見を積極的に取り入れています。

例えば、1986年発売の「アイスの実」は、発売当初、箱の中に袋で包装されたアイスが入っていました。しかし、ゴミが出たり、食べるのに面倒だというユーザーの意見が多かったため、パウチの袋詰めに変更したのです。また、変更後もユーザー意見取り入れて、開封方法の工夫などを実施。その結果、改良のたびに売上・販売数が増加しています。

海外への事業展開

グリコは、海外マーケットへの事業展開も積極的に行っています。

2001年には、グリコの大人気お菓子であるポッキーをアメリカのマーケットに参入させましたが、最初の売り上げは好調だったものの、2004年以降伸び悩み、2013年までほぼ横ばいの売上となっています。

ポッキーの売上があがらない理由として、アメリカでの認知不足があると考えたグリコは、100万個のサンプリングを実施。ランダムで選んだ全米のお店で、サンプリングを無料で食べてもらうというトライアルを行ったのです。

その結果、ポッキーのアメリカでの認知度が上がり、横ばい状態だった売上も徐々にあがったのです。

LAPとLINEを活用した取り組みでコンバージョン率アップ

グリコは、LINE広告がLAP(LINE Ads Platform)と呼ばれていたころから、LAPを活用したプロモーションにも力を入れています。

グリコのお菓子を食べた方の意見のフィードバックにLINEを活用したところ、コンバージョン数を2.4倍も伸ばすことに成功しています。

まとめ

グリコが実施したマーケティング施策を5つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

マーケティングは達成したい目的に応じて施策が変わるため、グリコが行った施策をそのまま真似しても成功するとは限りませんが、施策の成功事例を知ることで、マーケティングを行う際の参考にすることができます。

今回紹介した内容を参考に、自社のサービスやターゲットに合わせたマーケティングの施策を行ってみてください。

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参考

お菓子の大手メーカー「グリコ」のマーケティング戦略とは(ビジネスだより)

レシピもあり! 大人の女性の消費行動を刺激する、グリコ「アイスの実」のマーケティング戦略とは?(Marketing Native)

江崎グリコのマーケティングトレースをしてみた(note)

グリコが成功!LAPとLINE@による一気通貫のマーケティング術(LINE For Business)