デザインシンキング 本

デザインシンキングを学ぶ オススメ本5選

デザイナーの思考方法によってビジネスの問題を解決する思考法、「デザインシンキング(Design Thinking)」。
マーケティングの分野でも注目が集まっています。
本記事では、デザインシンキングを学ぶためにおすすめの本を5冊、紹介します。

まんがでわかるデザイン思考

本のタイトル:まんがでわかるデザイン思考
監修:田村大、漫画:小田ビンチ、坂元勲
出版社:小学館

ビジネスの基礎を短期間で確実に習得しなければならないとき、役に立つのが漫画の解説書です。

本書のストーリーは、カフェをチェーン展開している会社の社員、三島が、赤字店の店長を命じられ経営を立て直していく、というもの。監修の田村大氏は、大学でデザインシンキングを教えている、この分野の第一人者の1人であり、本書はデザインシンキングの基本をしっかり押さえた内容となっています。

ただ、漫画教材は、読み終えると「わかったような気持ち」になるので注意しなければなりません。初学者が「雰囲気をつかむ」「知識のベースをつくる」目的で読んでみると良いでしょう。

ビジネスの課題を創造的に解決するデザインシンキング入門

本のタイトル:ビジネスの課題を創造的に解決する デザインシンキング入門編集:日経デザイン
出版社:日経BP

本書は、一般的なビジネスパーソンを読者層として想定し、デザインシンキングの「いろは」を説明するというもの。

著者は、問題の根本を掘り下げて解決策を探すのが、デザインシンキングのスタートラインであるとし、先進的な取り組みをしている企業の事例やデザインシンキングを長年実践しているトップクリエーターの思考を紹介しています。

本書を読むことで、デザインシンキングの思考法を身に付けることができるでしょう。

実践 デザイン・シンキング

本のタイトル:実践 デザイン・シンキング
編集:日経デザイン
出版社:日経BP

本書は、日立、リコー、ブリヂストン、ヤフーなど28社のエース級社員たちが実践しているデザインシンキングを紹介しています。彼らに共通しているのは、モノが売れない時代でモノをどうやって売っていくか、という危機感と、生活者を起点にしたアプローチを展開している点。

このように紹介すると、「いつの時代もモノを売るには苦労が必要だったし、生活者視点のアプローチをしない企業はない」と思う人もいるでしょう。しかし、
そのように感じた人ほど、本書を読んでみてください。

イノベーションは画期的なアイデアによって生まれますが、ゼロから生まれているイノベーションはそれほど多くはありません。例えば「買い物を変えた」といわれるアマゾンでも、その実態は、サイトで商品を見て、クリックして購入するというネット通販にすぎません。

本書を読めば、デザインシンキングは、ビジネスの基本に忠実な思考法であることがわかるでしょう。ただ、本書は実践集であるため、理論的な説明は多くありません。「理論を学習している時間はない。新しいビジネススキルを実例から学びたい」という人向けの本といえるでしょう。

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

本のタイトル:21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由
著者:佐宗邦威
出版社:クロスメディア・パブリッシング

著者の佐宗邦威氏は、東大法学部卒、イリノイ工科大デザイン学科修士課程修了のエリートで、P&G、ソニーを経て独立している人物。本書を読むことで、デザインシンキングの基礎を身につけることはもちろん、その応用方法を学ぶことができます。

チャプター1では、デザインシンキングを「左脳と右脳の両方を活用したハイブリット型の思考スタイル」と紹介していますが、左脳は分析的思考、論理的思考を司り、右脳は感覚的思考、直感的思考を司るもの。デザインシンキングは、2つの脳を一切休ませない、ハードな取り組みであるとしています。

また、チャプター5では、デザインシンキングを起業家型、コピーライター型、商社パーソン型、編集者型、ファシリテーター型にわけて分析しています。どの分野でもデザインシンキングが必要とされ、デザインシンキングを獲得すればどの分野でも通用することがわかるでしょう。

ただ、初学者がいきなり本書を手に取ると、専門用語の多さに完読を諦めてしまうかもしれません。

デザイン思考が世界を変える

本のタイトル:デザイン思考が世界を変える
著者:ティム・ブラウン
出版社:早川書房

本書の著者は、アメリカのコンサルタント会社、IDEOのCEO。同社は、製品やサービスのデザインの支援を得意としていて、ブラウン氏はデザインシンキングを世界に広めた立役者の1人といえます。

本書では、なぜネットフリックスがUXデザインを重視したのか、なぜツイッターが成功したのかを、デザインを中心に据えて考察していきます。著者は、経営が傾いた会社でも、全社員がデザインシンキングを身につけるようになれば、継続的にイノベーションを生み出せるようになり、経営を立て直すことができる、と力説します。

顧客ニーズは、ビジネスパーソンの洞察、観察、共感によって明らかになります。その作業を繰り返すことで、ニーズを需要に変えていくことができるでしょう。経験を基にした考察は、実務的かつ実用的であり、仕事机に置いておきたい1冊です。

まとめ

デザインシンキングは、すべてのビジネスパーソンに必要なスキルですが、

・イノベーションを起こしたいと考えている野心家
・ルーチンワークがこなせるようになりステップアップを目論んでいる人
・就職してすぐに実績を出したいと考えている意気軒昂の学生
・ビジネスパーソンとしての成長が止まったと感じている人

は特に注目したほうがよいでしょう。

ここで紹介した5冊は、デザインシンキングを学び、デザインシンキングで業務を進める術(すべ)を授けてくれるはずです。

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<参考>

まんがでわかるデザイン思考 (日本語) 単行本 – 2017/10/25

ビジネスの課題を創造的に解決する デザインシンキング入門(日経BPムック) (日本語) 単行本 – 2016/8/31

ビジネスの課題を創造的に解決する デザインシンキング入門

実践 デザイン・シンキング (日本語) 単行本 – 2014/12/12

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由 (日本語) 単行本(ソフトカバー) –2015/8/4

デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕: イノベーションを導く新しい考え方 (日本語) 単行本 – 2019/11/20