CPI

CPIとは|アプリ事業で重要となる指標について分かりやすく解説

Cost Per Install(CPI)とは、アプリ事業の成否を測る指標のひとつで、アプリのインストール1回当たりの広告コストのこと。

アプリをPRするための広告に1,000万円使い、その結果100,000インストールを獲得できれば、CPIは100円/インストール(=1,000万円÷100,000インストール)になります。

社内でアプリ事業を担当しているマーケターは、アプリ事業を成功させるためCPIを常に気にしておいたほうがよいでしょう。

本記事では、CPIについて、その算出方法とあわせて紹介します。

CPIとは、算出方法は

Cost Per Install(CPI)とは、冒頭でも述べた通り、アプリ事業の成否を測る指標のひとつで、アプリのインストール1回当たりの広告コストのこと。

その算出方法は

●CPI(円/インストール)=アプリPR用の広告費÷インストール回数

と、とてもシンプルです。

この計算式から、インストール回数が増えれば増えるほど、CPIの値が小さくなることがわかります。

画期的なアプリを開発でき、そのアプリを知ったスマホ・ユーザーの大半がインストールすることが確実であれば、広告コストを回収できる可能性が高くなるため、大々的にアプリPR広告を打つことができます。

このように、CPIはアプリ事業の戦略を描くうえでとても重要となるもの。

例えば、アプリのインストール料もアプリの利用料も無料にする場合、多額の広告コストをかけることは難しいでしょう。しかし、アプリをPRする広告を出さないと、スマホ・ユーザー(潜在顧客)たちがそのアプリを知る機会がないので、そもそもインストールしてもらえません。

そこでマーケターは、アプリ事業の計画段階において、全体予算のなかからいくらくらいアプリPR広告コストを捻出できるか見極めることになりますが、その際に役立つのがCPIなのです。

もちろん、計画段階ではインストール回数が確定しないので、CPIを算出してもそれは「期待値」や「仮説」や「予測」にすぎません。

しかし、期待値であってもCPIを出すことで、アプリ事業の全体予算を決定することができるのです。

CPIはアプリ事業を成功に導く広告コストの見える化

前述したように、マーケターはアプリ事業を成功させるため、CPIを意識しなければなりません。

企業にとってのアプリ事業の成功とは、利益をあげること。例えベータ版(試作品)のアプリであっても、最終的には利益をあげなければつくる意味がありません。

したがって、インストール回数が想定を上回っても、経費が膨らんでしまってはそのアプリ事業は成功したとはいえないのです。

マーケターはアプリのPR広告コストも注視しなければなりません。

つまり、アプリのPR広告コストを見える化するCPIの値を小さくすることも、マーケターの重要な仕事なのです。

CPIと一緒にROASも追いかけたい

CPIの額(円/インストール)を抑制するには、アプリPR広告費を下げるか、インストール回数を増やすか、その両方を行うことが求められます。

このCPIとともにチェックしたいのがReturn On Advertising Spend(ROAS、広告費用対効果)です。

ROASとは何か、その算出方法について紹介します。

その広告でいくら売り上げたのかを示す指標

ROASは、その広告でいくら売り上げたのかを示す指標で、次の計算式で算出します。

●ROAS(%)=(広告によって増えた売上高÷広告費)×100

例えば、新たにアプリを開発してリリースを開始したものの、1回もインストールされず、売上高が0円だったとします。

しかしその後、1,000万円の費用をかけてアプリPR広告を出したところ、アプリのインストール回数が急伸し、売上高が2,000万円になったとします。

この時のROASは200%(=(2,000万円÷1,000万円)×100)です。

つまり、広告に1円を投じたことで2円売り上げたことになります。

CPIだけでもROASだけでも不十分な理由

マーケターはCPIとROASの両方をチェックすることが大切です。

その理由は、マーケティングでは「木を見て森を見る」必要があるため。木だけを観察しすぎて、森全体を把握できないのも問題ですが、森全体ばかり観察して木々を1本1本チェックしないのも問題です。

アプリ事業において、CPIのチェックは木の観察で、ROASは森の観察に相当します。

アプリ事業は、商品やサービスを売るビジネスと異なり、無料で配布することも検討しなければなりません。

なぜなら、多くのスマホ・ユーザーが「アプリはほとんど無料なはず」と感じているからです。

アプリ事業の最初から有料にすると、顧客が寄りつかない可能性があるため、アプリを無料配布してインストール回数を伸ばす必要がありますが、その局面でCPIに気を取られすぎると、アプリPR広告を削るといった間違った判断をしてしまうかもしれません。

この場合は、CPIの数値が悪化しても「我慢の投資」を続けるべきでしょう。

しかし、企業がアプリ事業を展開する以上、最終的には利益を生まなければなりません。そのため、CPIの悪化を一時的に容認するにしても、ROASをよい数値にしていく必要があります。

ROASは「(広告によって増えた売上高÷広告費)×100」で算出されるので、売上高を伸ばせば、広告費がある程度かかっても数値を改善することができます。

アプリの開発費に多額の費用を投じたうえに、アプリPR広告費も湯水のごとく使ってしまったら、利益の確保が難しくなります。

つまり、アプリ事業を進めていくなかでROASを改善できないことが確実視されてきたら、アプリ事業をあきらめるか、経費を削るかしなければなりませんが、このとき、CPIが悪化していれば、アプリPR広告を減らすことでROASを改善できるかもしれないのです。

マーケターがCPIとROASの両方を管理していれば「合理的な調整」ができるでしょう。

まとめ

CPIは、Web広告やWebシステムを使うメリットの1つであり、マーケターがCPIを使わないのは、Web広告・Webシステムのメリットを活かさないこととなります。

スマホは今後ますます人々の生活に欠かせないツールになります。

そうなれば、アプリ事業は今後ますます企業に欠かせないビジネスになります。

CPIとROASは、そのアプリ事業を評価する重要な指標なので、マーケターはしっかり追跡しましょう。

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<参考>

CPI(Cost Per Install)とは

ROASとは