色彩心理学 マーケティング

マーケティング効果を高める色彩心理学|色の持つ意味や効果を徹底解説

普段、生活している中でさまざまな色が目に入りますが、それぞれの色ごとに異なる意味や心理的効果があります。

マーケティングでも、色彩心理学をうまく活用することで効果を高めることが可能です。

今回は、色のもつ力や意味を紹介するとともに、上手な色の使い方を解説。

効果的なマーケティングを行うにはどういう色を用いればいいのかを理解することができます。

人にさまざまな影響を与える「色」

私たちが何気なく使っている「色」ですが、「色」は人にさまざまな影響を与えています。

ここでは、

  • 感情
  • 文化
  • 神経

にどのような影響を与えているのかについて、紹介します。

感情への影響

色の影響と聞いて、多くの方がイメージするのが感情への影響ではないでしょうか。

冷静さを表す青、情熱的な赤など、色が私たちの感情や気持ちに影響を与えるといったことは広く認知されています。

こういった色の精神的影響についてアドバイスを行う「カラーセラピー」というような職種もあるほどです。

文化への影響

私たちの価値観は住んでいるところの文化に影響を受けています。

色も例外ではなく、同じ色でも文化によって感覚や価値観が異なります。

例えば、日本やアメリカでは怒りや情熱を表す赤色ですが、エジプトでの認識は「死」です。

日本人に赤色を見せて、死を連想する方は多くないでしょう。

また、私たちが落ち着きや安全など表す色として使っている緑も、フランスに行けば犯罪、中国では不誠実を表しています。

このように、文化によって色の持つ価値観は全く異なるのです。

海外に行く際には、こういった色文化の違いに目を向けてみると面白いでしょう。

神経への影響

色は、ダイレクトに神経に影響することもわかっています。

例えば、赤やオレンジ、ピンクなどの明るく彩度の高い色は、心拍数をあげ興奮状態にさせます。

反対に、青や緑などの明度と彩度が低い色は、心拍数を下げて気持ちを落ち着かせる効果があるのです。

前述の色のイメージと神経への影響は、必ずしも合致するとは限りませんが、うまく生活やマーケティングに取り入れていきたいところです。

それぞれの「色」が持つ意味と効果

私たちのまわりには多くの色が存在しますが、ここでは、10種類の色の意味と効果を紹介します。

それぞれのカラーをうまく活用するための参考にしてください。

赤は、神経を興奮させたり、競争や意欲を促したりする効果があります。

活発的にさせてくれる色として良く用いられますが、人を短気にさせるのがデメリットです。

エネルギーや、興奮、刺激や強さといった意味があり、デザインによる購買意欲の刺激にもよく使われます。

ピンク

ピンクは、魅力や元気、女性的や柔らかなという意味を持ち、心身を充実感に包んでくれる色です。

マイナス効果が少ないので、日々の生活に自然に取り入れたい色でもあります。

行き過ぎた使用は違和感を与えますが、適度に使えば真の効果を発揮してくれるカラーです。

青は冷静さを与え、興奮を抑えてくれる色です。

色の持つ意味としては、静けさや心地よさ、知性や平穏などがあります。

嫌う人が少ない色として、さまざまなところに使われています。

黄色

黄色は、集中力や判断力、記憶力をアップさせたり、見る人に注意をうながしたりする色として使われます。

元気や注意、覚醒、自信などの意味を持ち、人々に元気を与えてくれます。

心を元気にして楽しませてくれる色なので、コミュニケーションシーンなどで上手に使いたいところ。

音とのつながりも深く、明るく通る声のイメージにも使われます。

ピンポイントで活用することで真価を発揮します。

オレンジ

オレンジは、幸福感や親しみなどのポジティブな感情を与えるカラーです。

エネルギーや開放感、親しみを与えるだけでなく、緊張をやわらげたり食欲を増進させることもあります。

オレンジの持つ意味は、裕福、大胆、楽しみ、幸福、活気などポジティブなものが多くあります。

そのため、好意的な印象を持つ人が多く、使い勝手がいいカラーといえます。

緑は、精神の安定や調和、癒やしや目を休ませたりなどのリラックス効果がある色です。

山や森など、自然の色としてイメージする人も多く、穏やかな気持にさせてくれます。

色のもつイメージとしても、静けさや心地よさ、平和、くつろぎなどゆったりとした言葉が並びます。

一方で、若葉などの活発さも含んでいる色なので、リラックスと成長といった2つの意味で使われる色です。

紫は、アダルティなイメージや想像力の向上、不安感を癒やしてくれる色です。

感性を鋭くさせる効果があるので、クリエイティブな場面で活用したいカラーといえます。

信ぴょう性や魅力、官能的や洗礼など創作的な意味も。

赤と青という相反する色を混ぜた色であり、高貴な意味で用いられる一方、下品と捉えられる意味で用いられることもあるなど、幅広いイメージで用いられるのが特徴として挙げられます。

白は、清潔なイメージを与え、軽さや広さを感じさせる色です。

清廉なイメージがあり、汚してはいけないと思わせるのも特徴です。

気分を入れ替えたりする際や新たなスタートの際に使われるなど、始まりを意味する色でもあります。

ちなみに、光を通す白は一番健康的な色ともいわれています。

茶色

茶色は、安定感やぬくもり、信頼感を与える色です。

堅実さを思わせる一方で、緊張をほぐす効果もあり、利便性の高い色ともいえるでしょう。

茶色には自然や信頼感、丈夫さや安全などの意味があります。

身近な生活に溶け込んでいるカラーです。

黒は、日本では不吉な色というイメージが強い色ですが、重厚感や高級感、圧力を与える心理効果を持ちます。

暗い、不吉などのネガティブな意味がある一方、威厳や高級感などポジティブな意味も多い色なのもポイントです。

購買意欲を高めるには「色の使い方」も重要

色には、マーケティングで購買意欲を高める効果もあります。

ターゲット層に合わせた色使いを

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マーケティングにおいて重要なのがターゲットを決めることですが、その際におすすめなのがターゲットに合わせた色を使うということ。

例えば、女性向けにアピールしたいのであれば、ピンクや赤に白の組み合わせといった、清潔感のある色使いをすると良いでしょう。

反対に、男性向けであれば、黒や青などで高級感やかっこよさをアピールすると良いでしょう。

また、子供向けには明るくてポップなパステルカラー、高齢者向けには落ち着きのある低彩度の色を用いるのがおすすめです。

70:25:5の法則を用いる

「70:25:5」の法則は、配色のバランスを取るためのルールです。

要するにこの比率で色を使うことで、高品質なデザインに見えるというもの。

それぞれの数字が示す意味は

  • 70=ベースカラー
  • 25=メインカラー
  • 5=アクセントカラー

となっています。

 

ベースカラーとは、背景や余白などの部分に用いられる色のことであり、デザインの7割がこのベースカラーとなります。

メインカラーは、そのデザインの核となる色。

つまり、見ている人が一番注目するカラーです。

ターゲットやデザインのイメージに合わせて選び、訴求したい内容に合わせましょう。

アクセントカラーは文字通りアクセントとなる色です。

一般的にベースカラーと反対色か明度の差をつけた色を用いることで、全体を引き締めたり、奥行きを出したり、目を引かせる効果を持ちます。

これらの手法は、色の持つ意味や効果を高めてくれるのでぜひ使ってみてください。

まとめ

「色」は、それぞれいろいろな意味や効果を持ちます。

それぞれのカラーをうまく使うための手法を使いてデザインすることで、より効果的なマーケティングが可能となります。

色の持つ意味に注目し、マーケティングに生かしてみてください。


参考