ブランディングとは|正しい意味と押さえてきたいポイントを徹底解説

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「ブランディング」という言葉を耳にしたことはあるけれど、意味をきちんと理解していないという人は少なくありません。

この記事では、そもそもブランディングとは何なのか、というところから、ブランディングをするメリット、ブランディングのポイントなどについて、分かりやすくご紹介します。

ブランディングとは

ブランドというと、シャネルやロレックスなど、「高級ブランド」をイメージする方が多いと思いますが、ブランディングはユーザーが商品・サービスにもつ「実態のない価値」を商品・サービスに与えることで「ブランド」を確立することを表します。

つまり、商品やサービスに、マークや記号、キャッチフレーズやデザインなどの要素によって「見えない価値」を与え、類似した商品と区別することで「このマークを見ればあの会社が連想される」「あのキャッチフレーズを聞くとこの商品を思い出す」「この気分になった時はあのサービスが受けたくなる」という意識をユーザーに浸透させることがブランディングなのです。

ブランディングをするメリット

ブランディングによるメリットとして

  1. 他社と差別化ができる
  2. 顧客ロイヤルティが得られる
  3. 知名度が獲得できるため 売上の増加が見込める
  4. 信頼できるものが分かるため、顧客が迅速な意思決定ができる
  5. 市場での優位性が獲得できる
  6. 法的保護が受けられる(商標権など)
  7. 価格プレミアム効果が得られる

などが挙げられます。

 

まず、マークや記号、キャッチフレーズやデザインなどの要素によって類似する商品やサービスと自社の商品・サービスを差別化することができます。

そして、会社や商品・サービスに愛着を持つ顧客のことを顧客ロイヤルティといいますが、商品やサービスには、新規顧客の獲得はもちろん長期間愛着を持ってくれる顧客が大切です。ブランディングをすることにより、「見えない価値」を大切にする顧客を増やすことが可能となります。

ブランドの知名度が上がり、顧客の信頼度が上がることによって、市場での優位性を獲得し、顧客の迅速な意思決定や売上の増加を見込むことができます。

また、商品やサービスにブランドのマークやロゴがあることによって、類似する商品に比べて高い価格で販売されていても購入する顧客がいるなど、価格プレミアム効果も得られるのです。

ブランド構築の6ステップ

ブランド構築はケースによって異なりますが、次の6つのステップに沿って進めていくといいでしょう。

ブランディング ブランド構築 6つのステップ

1.環境分析をする

環境分析はブランディングにおいて大切な工程の一つです。SWOT分析や3C分析などを利用して、あなたの会社サービス商品の強みや弱みは何か、どの市場でブランドを確立するか、ターゲットはどの層にするかなど明確にしましょう。

2.ブランドアイデンティティを設定する

ブランドアイデンティティとは、ターゲットに持ってほしいイメージのこと。ブランドイメージとよく混同されますが、ブランドアイデンティティは企業側がターゲットに持って欲しいイメージを指すのに対してブランドイメージはターゲット側企業に持つイメージのことを意味します。

自社の強みを活かした適切なブランドアイデンティティを考えましょう。

3.ブランディングの目標を定める

ブランドアイデンティティを定めたら、いつまでにどのくらいのターゲットを獲得するのか、期間や数値の目標を立てましょう。ブランドの確立にかかる正確な時間を予測するのは非常に難しいので、おおよそでも構いません。

ブランディングには相応の費用がかかりますが、成功する保証はありません。期限と目標数値をあらかじめ設定することで、達成できなかった場合に見直すタイミングを得ることができます。

4.どうやってブランドを確立していくか決める

ブランディングの目標を立てたら、ターゲットにブランドを知ってもらうための戦略を立てましょう。

以前は、テレビCMや街頭でのサンプル配布などのアプローチが主流でしたが、いまやホームページはもちろん、自社SNSやインフルエンサーの利用など様々な方法でターゲットにアプローチすることができます。

どのメディアならブランドアイデンティティが確立されるのか、費用面も含め十分に検討するといいでしょう。

5.ブランディングを実践する

戦略まで立てられたら、実際にブランディングを行いましょう。想定内の出来事はもちろん、うまくいかなかったことや困難だったこともデータとして残しておくと、次のブランディングで役立ちます。

6.ブランディングを評価する

ブランディングを実践後は、適切に評価することが大切です。

  • どれだけ認知されているのか
  • ブランドに愛着を持ってもらえているかどうか
  • ユーザーが品質をどう評価しているか
  • ブランドに対してどういうイメージを持っているか

などを調べるといいでしょう。

ブランディングの評価方法

ブランディングの評価方法を5つご紹介します。

新規接触率

新規接触率は、メディアを通して新たにブランドを知った認知率のことです。認知率が高ければターゲットに効果的なアプローチできたと評価します。ブランドを認知してもらうことは、ブランディング成功のための第一歩です。

DWB(Definitel Would Buy)

DWBは、購入前のターゲットに対して、買いたい度合いを5段階で評価してもらう方法です。この指標でブランディングを評価することで、ブランドに愛着を持っているターゲットがどれくらいいるのかを把握できます。

NPS(Net Promoter Score)

NPSとは顧客ロイヤルティを数値化するための指標です。「あなたはこれをどのくらい人に薦めたい?」という質問をターゲットに投げかけ、それを点数化して集計・分析することでブランディングの成果を評価します。

他人に薦めることは未来の売上に繋がることが期待されるため、NPSは将来的な収益性に関わる指標といえます。

ブランディングで意識すべき3つのポイント

ブランディングをする際に意識すべきポイントを3つ紹介します。少しの意識で効果が得られるのでぜひチェックしてください。

1.商品・サービス名からイメージしやすい名前をつける

商品やサービス名からブランドイメージが容易に想像できると、顧客に浸透しやすくなります。和風のイメージでブランディングしたいのであれば、英語やフランス語などではなく、日本語で名前をつけるといいでしょう。

2.シリーズ化を想定しておく。

一度ブランディングに成功したら、シリーズ化することで幅を広げることができます。したがって、最初でシリーズ化を想定しておくと、市場投入へのタイミングを逃さずにすむでしょう。

3.一貫性を意識する

ブランドのイメージを定着させるには、ターゲットに一貫して同じ印象を与える必要があります。最初の宣伝では高価なイメージ付けをしていたのに、次の宣伝ではコスパの良さを印象付けると、一貫性が損なわれてブランドの確立が難しくなります。

一貫性のあるブランドイメージを与えられるかどうかを心がけるようにしましょう。

まとめ

ブランドに「見えない価値」を与えることによって、顧客にとって価値のある商品・サービスとなることである「ブランディング」。

ブランディングに成功すれば、顧客ロイヤリティを得て「売れ続ける」仕組みを作ることができます。

さまざまな商品・サービスが溢れる今、ブランディングで自社商品・サービスの魅力を知ってもらうことが重要であるといえるでしょう。

また、商品やサービスの売り上げを伸ばすには、ブランディングとマーケティングのバランスも重要です。ブランディングとマーケティングのバランスのとり方について詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてください。

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マーケティングとブランディングの違いとは?分かりやすく解説します
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<参考>