マーケティングリサーチの基本的な手順や手法とは?【わかりやすく解説!】

市場の状況が絶えず変化する現代で、消費者のニーズを把握することが難しくなっていますが、自社のユーザーのニーズを掴むことはビジネスを成功させるために非常に大切です。

自社が売りたいと考えている商品は、必ずしも市場が求められているとは限りません。

したがって、売りたい商品だけでなく、市場ニーズに合う「売れる商品」を考えるのもマーケティングにおいてポイントになります。

今回は、効果的なマーケティングの方法のひとつであるマーケティングリサーチについて分かりやすく解説していきます。

この記事は次のような人におすすめの内容です。

・マーケティングリサーチの基本を把握したい人

・効果的なマーケティングリサーチの手順が気になる人

・マーケティングリサーチの具体的な手法が知りたい人

それでは、マーケティングリサーチについて基礎から説明していきます。

そもそもマーケティングリサーチとは?

マーケティングリサーチはマーケティングの手法のひとつで、ユーザーの情報を得るための調査を指します。

調査の幅は広く、さまざまな方法がありますが、いずれもユーザーの購買動機や自社の商品の評価を把握するために実施されます。

マーケティングリサーチで必要な情報を手に入れるためにはある程度の時間がかかりますが、自社が実施すべきマーケティング施策が明確になるのが魅力です。

ただし、調査の目的をあらかじめきちんと設定しなければ、マーケティングリサーチは意味をなさないことに注意が必要です。

マーケティングリサーチは誰にどのようなことを聞きたいか絞り込むことも重要

マーケティングリサーチを実施する前に調査の対象者はもちろん、何を聞くのかを具体的に決めなければいけません。

調査の対象者は年齢や性別、居住地域などの属性情報をもとに決めるとスムーズです。

個人情報的な観点以外にも、趣味や行動に関する属性で対象者を絞る方法もありますが、具体的には次のような属性があります。

・ファッションに興味があるか

・ゲーム機を持っているか

・普段の主食は何か

・携帯電話のキャリアはどこか

・お酒を飲むか

自社に必要な情報を誰から抽出するか考えることが、マーケティングリサーチの結果に大きく影響します。

マーケティングリサーチにおけるの基本的な手順

マーケティング リサーチ

マーケティングリサーチにおけるの基本的な手順は次の5つです。

  1. 企画
  2. 設計
  3. 実施・調査
  4. 分析
  5. 提案

それぞれの手順について詳しく紹介していきます。

企画

マーケティングリサーチの対象者と聞きたいことをピックアップできたら、自社が解決する課題を明確にしましょう。

無事に設定できたら、続いて仮説を立てますが、このときに立てる仮説によってマーケティングリサーチの質が変わってくるので慎重に選定することが大切です。漠然とした仮説だと調査の後の分析がまとまらなくなるので注意しましょう。

設計

次に、調査項目を具体的に決めていきます。

例えば、アンケートを配布してマーケティングリサーチをするのであれば、質問の順番をよく検討して調査票を作成することがポイントになります。

回答者にアンケートの質問内容が正確に伝わるように工夫しましょう。具体的には、関連する質問をまとめたり、時系列で質問を並べたりすると効果的です。

実施、調査

綿密に設計した調査方法をユーザーに対して実施します。

具体的な手法については後ほど解説するのでしっかりチェックしてください。

分析

調査が無事終了したら、収集したデータの分析に入ります。

基本的にはクロス集計や単純集計でデータをまとめていきますが、調査の内容によって適宜、多変量解析などを選択するといいでしょう。

仮説を立証できるデータを準備するために適切な分析手法を考えることが大切です。正しい分析ができなければマーケティングリサーチの意味をなさないので、担当者の技量も重要になります。

提案

分析したデータから、自社が取るべき行動を提案してマーケティングリサーチを締めくくります。

調査内容にもよりますが、できるだけ具体的な提案の方が自社の成長に繋がりやすいです。

続いて、マーケティングリサーチの手法について詳しく解説します。

マーケティングリサーチの手法とは?

最後に、マーケティングリサーチの代表的な手法を紹介します。

今回紹介するのは次の5つです。

・アンケート

・訪問調査

・郵送調査

・ソーシャルリスニング

・MROC調査

それでは、5つのマーケティングリサーチの手法について解説していきます。

アンケート

アンケートは最もポピュラーなマーケティングリサーチの手法であり、作成した質問をインターネットや紙面を使って対象者に配布します。分析対象になりえる有効なアンケートをするためには、ある程度の回答数が必要です。

最近では、紙面のアンケートだけでなく、TwitterなどのSNSやGoogleのアンケート機能を利用して効率良く調査をする企業が増えています。

無料のアンケートツールを賢く使えば調査費用を抑えられるので検討することをおすすめします。

訪問調査

訪問調査は、ユーザーの自宅に直接行って基本的にマンツーマンで質問をします。他の手法よりもユーザーと深く話せるので、より細かな意見・情報を収集できるのが特徴です。訪問調査は時間と人件費がかかる調査方法なので、自社で実施するのではなく、調査会社に頼むのが一般的です。

郵送調査

郵送調査は、ユーザーにアンケート用紙を郵送して調査を実施します。低コストで実施できる手法ですが、アンケートの回収率が悪い点がデメリットで十分なデータを集められない可能性があります。このデメリットの影響を受けないために、自社で設定した必要な回答数よりも多めにアンケートを郵送するといいでしょう。

電話調査

電話調査はユーザーに電話で質問する手法で、郵送調査と比較するとコストがかかりますが訪問調査よりも安価に実施できます。電話をかけたユーザーが調査に対応してくれれば、深い意見を得られます。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングはSNS上のユーザーの声を集める手法であり、企業からユーザーへのアプローチはしません。企業は、ユーザーがSNS上に自発的に発信している情報を収集して分析します。企業のバイアスの影響を受けないマーケティングリサーチなので、ユーザーの自然な意見が分かるのがソーシャルリスニングの特徴です。

MROC調査

MROC調査は、一定の共通点があるユーザーを集めてディスカッションさせる手法です。企業は集めたユーザー同士の会話から意識調査ができます。会場に集めてMROC調査を実施する方法が一般的ですが、オンライン上で実施する方法も注目されています。

まとめ

マーケティングリサーチにおけるアンケートは、まず社内で仮説や対象者を定めることから始まります。

調査の実施対象者から必要な情報を得るために、質問文を工夫したり、順序を考えたりしたうえでマーケティングリサーチを実施することが大切です。

マーケティングリサーチにはさまざまな手法があるので、今回紹介した調査方法を参考にして自社に適したものを選択してください。

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