みなさんは、アンケートを作成する際にどのように書けばいいか?どのような設問にしたらいいか?など、悩んだ経験はありませんか?
アンケートは、顧客のニーズを知ることができるうえ、結果を受けて自社の商品やサービスの向上を図ることができるため、重要なものです。
しかし、ごちゃごちゃしたアンケートや設問の意味がよくわからないアンケートは、なかなか答えてもらえません。
もし顧客に答えてもらえなければまったく意味がありません。
そこで今回は、顧客の回答率がアップするようなアンケートの作成方法や、効果のあるアンケート作成のコツなどをお伝えしていきます!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
効果的なアンケートの書き方とは?
効果的なアンケートの書き方を知ることは、顧客のニーズを知るうえでとても重要なことです。
ここからは、効果的なアンケートの書き方を詳しく解説していきます。
アンケートのタイトルと目的を明確にする
まずはじめに、何のアンケートなのか、そして、何のために回答を集めているアンケートなのかを明記するようにしてください。
アンケートの回答者に、これは何のアンケートなのか、どういった目的で集めているアンケートなのかを知らせておくことで、信頼性が高まり、回答率アップにつなげることができます。
回答するのをためらってしまうような質問事項がある場合は、承諾してアンケートに答えてもらえるよう、最初に注意事項として明記しておくことも大切です。
ペルソナを設定する
アンケートの実施に共通するのは、顧客の生の声を聞きたいという理由がほとんどでしょう。
そこで大切になるのがペルソナの設定です。
どのような顧客が答えるアンケートなのか、顧客の目線に立ってアンケートを作成していく必要があります。
ペルソナとは、年齢や性別、血液型や職業、最終学歴など、様々な項目が含まれます。その人がどのような人で、どのような人生を歩んできた人か…というところまで考えるのが、ペルソナの設定です。
しかし注意したいのは、欲しい答えを誘導するようなアンケートにしてはいけないという点です。
アンケートにおいてのペルソナ設定は、細かすぎないほうがうまくいきます。
アンケートの設問は全部でいくつあるのかを明記する
アンケートの回答者はアンケートをパッと見ただけでは、設問が全部でいくつあるのかがわかりません。
そのため、アンケートの冒頭に全部で何問の設問数があるのかを明記しておくととても親切です。
アンケート回答にかかる所要時間の目安を記載する
アンケートの冒頭に、アンケートを回答するのにかかる所要時間も明記しておくと、アンケートの回答率がアップします。
これは、設問数を冒頭に記載しておくこととリンクしていますね。
所要時間の目安を明記しておくことで、アンケートの回答者はいつアンケートに回答するべきかわかりますし、ペース配分をつかむこともできます。
アンケートの所要時間数がわかることで、回答者の心理的負担も軽減され、アンケート回答率が上がるのです。
文章は統一し、簡潔な文章にする
アンケートの文章は統一し、簡潔でやさしい文章にするように心がけましょう。
設問が長文になってしまったり、難しい言葉で書かれていると、回答者は読む気持ちが薄れてしまうため、アンケートの回答率が下がってしまいます。
また、回答者のターゲット層やアンケート対象のサービスや商品にあわせた口調にする必要もあります。
「1つ選択してください」や「1つ選択しましょう」など、語尾の使い方ひとつでも印象が変わってきます。
そして、アンケートの語調を統一することも大切です。
あまりにもバラバラしていると、回答者も混乱してしまいます。
意外!?自由回答欄は設けない方がよい!
よくアンケートにありがちな「○○について思うことを自由に書いてください」というような自由回答欄。
回答を収集する明確な目的がある場合以外は、自由回答欄を設けることはオススメしません。
自由回答欄は人が目視で確認する必要があるため、回答の収集に手間とコストがかかります。
したがって、自由回答のあるアンケートの結果を有効活用できる企業は、あまり多くありません。
回答者側も、何を記載するべきか迷ってしまうため、アンケートの回答に時間がかかってしまいます。
つまりは、企業側にも回答者側にもメリットがあまりないのが、「自由回答欄」というわけです。
どうしても自由回答欄を設ける場合には、具体的に何を聞きたいのかを明確にしておく必要があります。
回答率の上がる設問を設ける
では、具体的に回答率を上げる設問とはどのような設問なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
アンケートは単一選択型にする
アンケートの形式には様々な形式がありますが、単一回答/単一選択型(質問に対する答えを、選択肢の中から1つだけ選ぶ)ものが一番オススメです。
単一選択型のアンケートは、回答者が設問と選択肢を読んで自分に合う答えを選べばいいだけであり、回答に時間や手間がかからず、回答率のアップが期待できます。
また、集計する際もアンケート結果を単純に集計するだけですので余分な手間やコストがかかりません。
はじめに設定したペルソナに合わせた設問と選択肢を作り、どのような回答形式ならば回答者の負担が少ないかを考えながらアンケートを作るのも、回答率アップへつなげるコツです。
アンケートの流れを意識する
アンケートには流れというものがあります。
例えば、昨日食べた昼食について聞くとします。
1.おいしかったですか?
2.何を食べましたか?
3.何時に食べましたか?
このような聞き方では、回答者は思い起こすのに時間がかかってしまいます。
流れを意識して聞くのであれば、
1.何時に食べましたか?
2.何を食べましたか?
3.おいしかったですか?
という流れの方が自然です。
回答者が思い起こしやすいような質問の仕方をしないと、回答者は「思い出せないから答えなくていいや」と、アンケートに答えるのをやめてしまいます。
アンケートを作る際には、時間の流れにも注意しましょう。
思いついたままに質問をしないこと
アンケートの回答者は、設問を読むことに心理的ストレスを感じるものです。
ストレスを感じさせないためにも、きちんと目的に沿った順序で設問を並べるようにしましょう。
アンケートの回答に時間がかかればかかるほど、回答者のストレスはたまっていき、それに伴って適当な回答になってしまったり、アンケートに回答するのを途中で止めてしまうリスクが高まってしまいます。
そのため、設問はある程度ジャンル分けや分類、小見出しをつけるなどの工夫が必要です。
まとめ
いかがでしょうか。
ここまで、回答率をアップさせるアンケートの書き方や、効果的なアンケートについてご紹介してきました。
アンケートは回答者あってのものです。
アンケートを作る際には、回答者にストレスを感じさせないようなアンケートにすることが第一です。
すぐにでも使えるテクニックですので、アンケート作成をする際にはぜひ、参考にしていただければと思います。
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