アンケートの選択肢の基本的な設計方法から種類の紹介も!【選択肢の徹底解説】

アンケート調査は、企業が新商品や新サービスを市場に提供する場合などに、非常に有効な情報収集の手段です。

しかし、いざアンケート調査をしようと考えると、何から始めればいいのか見当がつかないケースも多いのが現状です。

そこで今回は、アンケート調査を実施する基本的なフローや設計方法について、基礎から分かりやすく解説します。

アンケートを実施する目的やケースに適したアンケート種類についても具体的に紹介していきます。

  • アンケート調査の実施を考えている人
  • アンケートの設計方法が分からない人
  • アンケートの回答形式を知りたい人

はぜひ参考にしてください。

基本的なアンケートの設計方法

アンケート調査を実施する場合の全体的な流れは次の通りです。

  1. アンケートを実施する目的の決定
  2. 実施方法を選択
  3. 設問の設計
  4. アンケートフォーム・用紙の準備
  5. アンケートデータの集計
  6. 収集したデータの分析
  7. レポートの作成
  8. アンケートの目的と結果の振り返りの実施

アンケートを実施するときは、目的に適した設計方法で適切な準備をすることがポイントです。

そこで今回は

  • 展示会向け
  • 調査アンケート向け

の2つの目的に分けて、それぞれに合ったアンケートの設計方法を紹介していきます。

【展示会向け】

展示会を実施する目的は、製品やサービスの売上を実施することです。

アンケートを回収後、購買意欲が高そうな対象者に営業マンがアプローチしてニーズを高める必要があります。

したがって、展示会向けのアンケートを設計するときは、アポイントが獲得できそうな対象者をリスト化することを意識することが大切です。

アポイントの獲得率を上げるためには、アンケートに次のような質問項目を入れると効果的です。

  • 自社を知っているか
  • 商品やサービスの購入希望時期はいつか
  • 予算はいくらで考えているか
  • 展示会に来場した目的は何か

【調査アンケート向け】

調査アンケートにおいては、実施目的を明確にすることが重要です。

どのアンケートも、最終的には顧客満足のアップが目的です。

これを念頭に置いた上で、アンケート設計をするようにしましょう。

調査アンケートを設計するにあたって大切なのは、分析をすることを考えて設問の洗い出しを念入りに実施することです。

調査アンケートでは、現状を把握するために次のような質問をするといいでしょう。

  • どのような人が
  • どの商品やサービスの
  • どこを魅力に感じて
  • どれくらい満足しているか

担当者だけが頭を悩ますのではなく、必要に応じてプロジェクトの関係者や責任者などにも相談することが大切です。

第三者の意見も取り入れると、きちんとしたアンケートができ上がりやすいのでおすすめです。

アンケートの選択肢を作るときは公開情報から選定する

ふと思いついた内容をアンケートの選択肢にする人もいますが、効率よく情報を入手するためには、選択肢をきちんと選定することが大切です。

アンケートの選択肢を作成する際には、国や自治体などが実施した公開情報を参考にするといいでしょう。

アンケートの選択肢作成時は事前の調査が必要!

アンケートに載せる選択肢を作成するときは、綿密な事前調査が必須です。

なぜなら、しっかり調査をした上でアンケートを実施しなければ、扱いづらい情報が収集される可能性があるからです。

アンケートの事前調査の必要性を理解するために、次の例を元に説明していきます。

アンケート 選択肢

一見、どこに問題があるのか分からない内容ですが、月に1度以上が情報の8割を占めた場合、詳細なデータを知るために再調査する必要があります。

なぜなら、大まかな選択肢しかないため、月に1度以上外食する人が月に2回~3回なのか、月に10回以上なのかがまったく分からないからです。

月に1回の外食をする人と月に10回以上外食をする人とでは、ニーズや価値観などが大きく違うことが予想されます。

このようなケースの場合は、1週間に何回?という聞き方にするといいでしょう。

アンケートの対象者がどれくらいの頻度で外食をするかを事前に調査して、適切な質問をしなければ調査にかかる手間が無駄になります。

最善のアンケートが実施できるように、綿密に調査設計することが大切です。

アンケートの選択肢にも様々な種類がある

アンケートには、いろいろな回答形式があります。

ここでは次の5つを紹介します。

  • 複数選択式
  • 段階形式(リッカート形式)
  • Yes/No形式
  • プロブスト法
  • 自由記述形式

それぞれの回答形式について、順番に紹介していきます。

【複数選択式】

複数選択式は、複数ある選択肢の中から、当てはまるものを複数選ぶ形式です。

アンケート対象者にとって優先順位が高い項目がどれかを把握できます。

【段階形式(リッカート形式)】

段階形式(リッカート形式)は、複数ある段階の選択肢の中から1つ、回答者に選ばせる形式です。

回答者も見慣れた形式なので、迷わず回答できるというメリットがある一方で、アンケートの対象者が気を使って本来の思いよりも高い得点を付ける可能性があるため注意が必要です。

【Yes/No形式】

Yes/No形式は、質問に対して2者択一で答える形式です。

シンプルな回答が得られるので分析が簡単ですが、人によって捉え方が違う場合や解釈に差がでる質問では、Yes/No形式は適しません。

【プロブスト法】

プロブスト法は、複数ある選択肢のうち、当てはまるものをすべて選ぶ形式です。

アンケート対象者の選択の自由度が高いがゆえに、アンケート後の集計や分析が難しい方法でもあります。また、選択肢の基準を揃えるのに手間がかかる可能性があります。

【自由記述形式】

自由記述形式は、アンケートの対象者が質問に対して自由に記述して答える形式です。

アンケート後に集計して分析することが難しい一方、定性的な情報を得られるので、選択肢のみのアンケートからは読み取れない内容を把握できます。

まとめ

アンケートは、闇雲に作成しても、正確な情報を収集できなかったり、分析しづらい情報しか得られなかったりします。

したがって、きちんとしたプロセスを踏むことが大切です。

今回紹介した内容を元に、目的に適したアンケートを設計するようにしましょう。

アンケートの作成では、収集したい情報や設問の内容に合った回答形式を選択することがポイントです。

アンケートの対象者が実施しやすい形式を選ぶようにしましょう。

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<参考>

  1. 選択肢の範囲の区切り方1つで、調査結果が変わる!?(U-Site)
    https://u-site.jp/survey/range-options
  2. アンケートの選択肢や目標設定はどうすればいい?『成果を出す!アンケート作成業務のポイント』まとめ(シナジーマーケティング株式会社)
    https://www.synergy-marketing.co.jp/blog/enquete-created-point-summary
  3. 5択だけではない。アンケートの選択肢の例(労務監査と労働条件審査)
    http://sr-iplus.co.jp/audit/?p=322