VENTENY

フィリピンで200社以上が導入!! 福利厚生×金融ビジネスを展開するVENTENYにインタビュー

編集部:
和出さん、こんにちは

Junichiro Waide:
はい。お疲れ様です。

今日ってチャットでインタビューなんですよね?

編集部:
そうです。ここでインタビューする形になります。

Junichiro Waide:
おおw 新しいですね。

了解しました。なんか緊張しますねw

編集部:
このチャンネルは新しい事や事業に挑戦する人にインタビューする企画です。
それでは早速始めたいと思います。

Junichiro Waide:
よろしくお願いします。

編集部:
本日13回目のゲストはVENTENY Pte. LtdのFounder and CEO 和出潤一郎さんです。
よろしくお願いします。

Junichiro Waide:
よろしくお願いします。

ロス、ボストン、ニューヨーク、フィリピンと人生の半分を海外で過ごす。

編集部:
まずはじめに、和出さんの経歴を教えて下さい。

Junichiro Waide:
はい。東京生まれで18歳(高校卒業)まで日本に住んでおり、卒業後すぐにアメリカの大学に進学するために渡米しまた。高校卒業以降はほとんど海外で過ごしております。

編集部:
そうなんですね、ずっと長いこと海外なんですね。w  めちゃグローバルですね。

Junichiro Waide:
そうなんです。気がついたらこれまで人生のほぼ半分が海外に住んでることになってます。

大学卒業後はPricewaterhouseというコンサルティングファームに就職しまして、その後いくつかのIT企業で働いていました。

IT企業で役員などの経験を積ませていただいた後、2015年の2月に東南アジアでHR Tech×FinTechのハイブリッドビジネスを行うVENTENYを創業しました。

編集部:
アメリカはちなみにどちらにいましたか?

Junichiro Waide:
最初はLAでした。英語も全然話せない状態で。マックでチーズバーガー頼んでフィレオフィッシュ来ちゃうくらいのレベルです。

編集部:
大変ですねw  全く話せないレベルとは突撃での留学ですね。英語は現地でマスターたんでしょうか?

Junichiro Waide:
はい、そこで集中して勉強し、ボストンの大学に受かりまして無事に卒業した後、NYで働いていました。

編集部:
現地で猛勉強、そしてアメリカ西海岸から東海岸に移動されたんですね。

Junichiro Waide:
はい。西の気候は僕には良すぎて、下手しらた勉強しなくなってしまう自分が怖くてw

編集部:
なるほど(笑)  確かに西の大学いくと気候や環境が良すぎて、勉強しなくなるって聞きますよね。(人によると思いますが。)

Junichiro Waide:
一応小さい頃からアメリカに住むことは自分の中で決まってたのですが、勉強をおろそかにしすぎていたんだと思いますw

編集部:
なるほど、現地での英語生活は大変ですよね。

IT企業で役員などの経験とありますが、スタートアップかなにかされていたんでしょうか。

Junichiro Waide:
はい。日本のaucfan(上場前)やVoyage Groupの子会社の代表などをやってきました。

編集部:
そうなんですね、aucfan役員やVoyage Groupの子会社で代表など、昔からIT企業でのキャリアを積んできたんですね。

Junichiro Waide:
その他には、学生の時に学費を稼ぐために車を売ってました。

編集部:
昔からいろんな事業をやってるんですね。

フィリピンで福利厚生×フィンテック事業を展開

編集部:
次の質問ですが、現在のVENTENYはどんな事をされているんでしょうか。

Junichiro Waide:
VENTENYは東南アジアにおいて福利厚生を入り口としたFinTech事業を展開しています。

自分たちではBtoBtoE(E as employees)モデルと呼んでいます。

Voyage Groupの子会社に勤めていた3年間の間、フィリピンをベースに活動をしていまして

そこで初めて発展途上国を知るきっかけを頂きました。

編集部:
なるほど、Voyage Groupの時のフィリピンでのご経験から現在の活動へとつながっていくんですね。

Junichiro Waide:
そうなんです。3年間の間に東南アジアのマーケット、フィリピンのローカル人材、労働環境などをじっくりと勉強した事が今回の起業につながりました。実際に弊社はシンガポールに本社をおいていますが、サービス展開はフィリピンで始まりました。

編集部:
フィリピンは行ったことはないのですが、成長率も高いと聞いています。

Junichiro Waide:
そうですね。フィリピンの場合GDPの成長率はここ数年間の間アジアの中でも群を抜いて伸びていまして、実際に街のあちこちでその片鱗を見ることができます。

編集部:
その中で労働環境など、何か課題などがあった感じでしょうか?

Junichiro Waide:
はい。フィリピン人の国民性としても陽気で包容力があり、個人の英語スキルも非常に高いものがあります。それらが成長の要因になっているものの、一方で労働環境、特に福利厚生の面では一連の急成長から大きく遅れを取っているように見えました。

編集部:
福利厚生が多くの企業に浸透していないという事でしょうか。

Junichiro Waide:
前職のVoyageは福利厚生や従業員の労働環境が非常に優れていたこともあり、フィリピンでも同じとは言わずとも何か従業員だからこそ得られるメリットを導入できればと思い、いくつか試したところ、企業カルチャーが良い具合に生まれました。

そこで他の企業にも福利厚生についてどのように取り組んでいるかを伺ったところ、あまり具体的な施策を取っている企業が少ないことに気づき、そこで起業を決めました。

編集部:
なるほど、現地のVoyageでうまくいったモデルを試したら、やはりニーズがあったという事ですね。

Junichiro Waide:
そうですね。Voyageでやっていた事と、今うちでやっていることは決して同じではないのですが、今日のサービスを築く上でとても重要な気づきをいただきました。

編集部:
なるほどそれは重要な気づきですね。

次の質問ですが、日本のスタートアップも海外進出を行おうとしている企業があるかと思いますが、事業の立ち上げに関していくつか教えて下さい。

フィリピンで事業を起こす時など、どのようにチームを作っていったんでしょうか?現地の人の採用の方法などどのような活動をされていたんでしょうか?

事業立ち上げは信頼できる現地のパートナーとスタート

Junichiro Waide:
はい。ご存知の通りチーム集めはとても重要でして、弊社の場合はつい最近まで日本人は僕一人でして、他のメンバーは全員ローカルの企業でした。

co-founderはローカルの人材が二人いるのですが、二人とも起業するために探して来たメンバーではなく、起業前から気があう仲の良い友達でした。

海外生活が長いので、基本的にはどの国で働くにも現地のコミュニティーにどんどん入っていくのが好きでして。

             (写真)仲間とのチームディナ

編集部:
なるほど、そのご経験はプラスですね。立ち上げを現地で信頼できるパートと一緒にできる事は重要なきがしますね。

Junichiro Waide:
それで、起業を決めたタイミングで、ローカルで顔が効く営業とITが必要で、真っ先に浮かんだのが現co-founderの二人でした。すぐに個別に声をかけに行ったところ、すぐにジョインしてくれました。

編集部:
なるほどなるほど、一つ返事でOKしてくれたんですね。それはあつい信頼ですね。

Junichiro Waide:
はい。お金で採用している仲ではないので、信頼できる二人だと思っています。

編集部:素晴らしいですね。

サービスの拡大は布教活動から、そして自信に満ちた営業が大切

編集部:
次にサービスの展開について質問です。
プロダクトを作ってから、どのように広めていったかなど教えて下さい。


         (写真) 営業前に大雨で冠水するVENTENY社前の通路

Junichiro Waide:
うーん。めちゃくちゃ大変でしたね。

編集部:
海外での営業、マーケティングはかなり大変そうなイメージがあるので。

Junichiro Waide:
フィリピンは福利厚生という概念や理解がそもそもないまたは極めて薄い国なので

まずは布教活動というか、福利厚生とはなんぞやから始まります。w

編集部:
それはかなり大変ですね。布教活動はどんな事をされていたんでしょうか?

Junichiro Waide:
例えばクライアントのオフィスに出向いて、福利厚生のメリットを説明したりするのですが、給与払ってるのに、なんでお金払ってまでそんなことしなくちゃいけないの?とか言われたりもしましたね。ものすごく大変です。

編集部:
なるほど、福利厚生のサービスというよりも、福利厚生そのものを理解してもらえなかったのですね。。

Junichiro Waide:
はい。フィリピンのローカル企業に提案にいくとそういうこともしばしばありましたが、欧米企業などの外資系企業は福利厚生の感覚があるため(自国でやっていたりするため)、そう行った企業に助けられました。

編集部:
現地企業で理解してもらえないところを海外の現地企業に理解してもらって、導入してもらっていったかんじでしょうか?

Junichiro Waide:
実際には福利厚生の感覚がある企業に当たると話が前に進みやすいのですが、感覚がある企業が当たり前という環境ではないといった感じです。
ローカルでも重要性を理解いただける企業も当時から散見されていましたが。

編集部:
他の企業が使っていれば、初めは断っていた企業もだんだん興味をもって、導入するようになって来るんでしょうか?

Junichiro Waide:
そうですね。Co-founderの営業が功を奏したこともあり、導入実例が出てくるとお話を聴いていただける機会も次第に増えていきました。

編集部:
やはり現地の企業では現地の人が営業する事がキーなんでしょうか?

Junichiro Waide:
そんなこともないと思います。実際に僕も時間があるときはローカル企業向けに営業に出ているくらいなので。

編集部:
なるほどですね。現地での営業活動も自ら行われているのですね。

Junichiro Waide:
最終的には語学力があることを前提として、営業する本人のやる気と自信が良い結果を出している印象です。

編集部:
やはり、自信と営業ですね。

Junichiro Waide:
フィリピンの場合は僕も英語で営業しますが、これが英語を使わない国だとまた工夫が必要かと思います。

編集部:
なるほど、フィリピンは英語なので別の言語だと違いそうですね。

次の質問です。
布教活動している時のキャッシュなどはどのように回されていったんでしょうか?サービスが受け入れられ大きなクライアントが取れるまでどんどんお金がなくなって行くとおもいますが、受託やコンサルなどされていたんでしょうか?

Junichiro Waide:
そうですね。正直お金をあまり使わずに最低限のコストで運営していました。
一方でビジョンだけはしっかりと明確なものを掲げ、それを理解していただける投資家に支援をいただいていました。

編集部:
ビジションを明確にして、投資家のサポート得られることは大切という事ですね。

Junichiro Waide:
はい。

ロングテールのビジネスになることは事前からよくわかっていたので。自分たちだけのキャッシュだけではとてもではありませんが、良いサービスを作るための土台すら作れなかったと思います。

現在200社以上にサービスを提供、ローンなど金融ビジネスも展開

     (写真)比・大手銀行MCCと提携し「VENTENYプリペイドVISAカード」を発

編集部:
次の質問なのですが、現在何社くらいが、サービスを利用しているのでしょうか?

Junichiro Waide:
約200社以上に利用していただいています。

編集部:
おぉー200以上なんですね。それはかなりのかずですね。

Junichiro Waide:
いえいえ。まだまだです。

編集部:
12月に約2.6億円の資金調達をされ、福利厚生とFintech事業を加速されるとありますが、この2つをどのように絡めさせているんでしょうか?

日経新聞にも記事として出ていますね。
福利厚生代行のベンテニィ、2.6億円調達: 日本経済新聞フィリピンの法人向けに従業員の福利厚生サービスや少額ローンを手掛けるフィンテック・スタートアップのVENTENY(ベンテニィ、シンガポール、和出潤一郎社長)は、SBIインベストメントなどから第三者割当増資で総額約2億6000万円を調達した。日本経済新聞

CNETの記事

ベンテニィは2015年2月創業。フィリピンの首都マニラを中心に、現地の銀行やIT(情報技術)企業など約170社の会員8万人に割引特典や会員データを活用した少額ローンを提供し、離職率の低減などを支援している。会員は旅行会社やホテル、レストランなど約300社の施設や店舗のサービスを割安で利用できる。

出典: 日本経済新聞

Junichiro Waide:
福利厚生といっても、国それぞれに応じたかたちが色々あると思っておりまして、フィリピンにおいてはいわゆる従業員向けの特典の中に、ローンなどの金融サービスが入っております。

編集部:
ローンなどもあるのですね。それは実際に銀行業務をされる形になるんでしょうか?それともローンプラットフォームのような感じになるのでしょうか?

Junichiro Waide:
基本的には後者です。自社で金融ライセンスを持っているので、直接融資もしております。

編集部:
ゼネフィッツみたいに、保険なども販売されていくんでしょうか?

Junichiro Waide:
保険もやっていきます。

編集部:
それはかなりのポテンシャルを感じますね。

めちゃくちゃもうかりそうですね。

Junichiro Waide:
ありがとうございます。ぜひ応援してください。

編集部:
お時間になりました、またフィンテック事業については別途インタビューさせて下さい。^^

本日はありがとうございました。

Junichiro Waide:
ありがとうございました!

この記事は2018年6月のインタビューの様子を掲載しています。