リカー・イノベーション

インターネットで新しいお酒の価値を作るリカー・イノベーションとは?

・古い業界にインターネットを使って新しい価値を作るリカー・イノベーションの東氏にインタビュー。

・米の田植え、製造から小売まで一貫した経営を行ない、国内で20店舗の日本酒飲み比べ店舗を展開し、300店舗へ日本酒を販売。

・目指すは次のサントリー、日本の酒を世界のSAKEへ。

お酒の新しい価値を創る

編集部:
それでは早速本日のスタートアップKurandoを運営するリカー・イノベーション株式会社の東さんにインタビューしていきたいと思います。(写真左: 東さん)

編集部:
早速ですが、簡単にリカー・イノベーションがなにをしている会社か教えて下さい。

Hiroto Azuma:
はじめまして、リカー・イノベーションの東です。
お酒のスタートアップをやっています。
サービスロゴのリニューアルのお知らせ日本のお酒に新しい価値を創造する。リカー・イノベーション株式会社のコーポレートサイトです。リカー・イノベーションの会社概要、採用情報、新着情報をお届けします。

お酒のメディア運営、製造、小売、販売、卸しから飲食店の運営までお酒に関わることを中心に事業を展開しています。
今年5期目のお酒のスタートアップです。

編集部:
お酒のメディアもやっているんですね。なんというメディアでしょうか?

Hiroto Azuma:
nomooo(ノモー) – 日本最大級のお酒専門メディアお酒のある毎日がもっと楽しくなる。お酒のエンタメ情報サイトnomooo(ノモー)nomooo(ノモー)

はい、お酒のメディアNOMOOOをやっております。

編集部:
現在は何人で運営されていますか?

Hiroto Azuma:
現在は正社員35名、アルバイトを含めると120名近くおります。

編集部:
なんと、人数そんなにいるんですね。エンジニア、営業、販売員など内訳を教えて下さい。

Hiroto Azuma:
全体の内訳は本社機能1:9の割合です。

商品開発、事業企画、エンジニア、マーケティング、バッグオフィス全般、広報が本社機能です。

編集部:
なるほど商品開発の部署もあるんですね。

Hiroto Azuma:
はい、オリジナルで商品を開発してます。

最近ではSHARPさんと一緒に氷点下で愉しむ日本酒を作りました。
Makuake|「雪の結晶※を飲む」ハレを彩る氷点下スパークリング日本酒「白那-HAKUNA-」|マクアケ – クラウドファンディング特殊な蓄冷材料を開発したシャープと、日本酒の新しい飲み方を提案するKURAND、150年以上の歴史を持つ埼玉の老舗酒蔵・滝澤酒造のコラボレーションが生み出すスパークリング日本酒「白那-HAKUNA-」。 シャープの技術によって氷点下が維持されることで味わいの余韻が長く続き、日本酒の濁り成分がグラスの中で「雪の結晶」のように美しく舞う「全く新しいスパークリング日本酒」ができましMakuake(マクアケ)

編集部:
おぉーすごいですね。あのシャープさんと組んで氷点下の日本酒を作っているんですね。飲んでみたいですね。

メディア運営、お酒の製造、小売、販売から飲食店の事業をされていると伺いましたが、会社が創業された経緯など教えて下さい。

Hiroto Azuma:
元々は70年近く町の「酒屋」が僕らの原点です。
歴史があり、古い業界にインターネットを使ってお酒の新しい価値を創る。
そんな思いから始まりました。

Makuake|若き醸造家の新たな挑戦!鈴木さんの鈴木さんによる鈴木さんのための日本酒「鈴木」|マクアケ – クラウドファンディング全国の「鈴木さん」お待たせしました。日本全国で2番目に多い苗字「鈴木」を冠した、鈴木さんの鈴木さんによる鈴木さんのための日本酒「鈴木」をつくります! 今回のプロジェクトのリターンとして用意する日本酒「鈴木」は、埼玉県久喜市の寒梅酒造で杜氏(日本酒造りの最高責任者)を務める鈴木さんが、全国の鈴木さんのために造った日本酒です。 今回のMakuake(マクアケ)

最近だとクラウドファンディングMakuakeを活用し、鈴木さんによる鈴木さんのための日本酒「鈴木」等も最近作りました。

編集部:
古い業界にインターネットという新しい価値を持ち込んだんですね。

まずはシャープさんにプロジェクについて教えて下さい。このプロジェクトはどうゆう経緯で共同開発が生まれたのでしょうか?

Hiroto Azuma:
日本酒は温度帯によって表情、味わいが変わんですよね。例えば、熱燗、ぬる燗等温度帯によって呼び名も変わります。ただ、「氷点下」で日本酒を飲む文化、商品というのありませんでした。そこでSHARPさんと一緒に氷点下で愉しむお酒を一緒に作ろうという経緯から始まりました。

編集部:
「氷点下」で日本酒を飲む文化が無いところに新しい風を吹き込んでいるわけですね。

Hiroto Azuma:
そうですね。「お酒に新しい価値を」というのが弊社のミッションであり、
既存の概念にとらわれずお酒に対しての新しい提案を常に考えております。

編集部:
なるほど素晴らしいですね。

シャープさんはもともと「蓄冷材料」という技術を開発されていたんでしょか?

Hiroto Azuma:
はい、そちらはSHARPさんの新技術です。

https://liquor-innovation.co.jp/service/

製造から小売まで経営を一気通貫

編集部:
なるほど、リカー・イノベーションがお酒の新しい形の文化を作っている事がわかりました。お酒の製造、卸、小売のバリューチェーンについて教えて下さい。

Hiroto Azuma:
この図が弊社の事業内容でわかりやすいと思います。

編集部:

この図ですね。

Hiroto Azuma:
既存の酒屋だと仕入れて販売するまでですが、弊社は製造から小売販売を一気通貫して行います。

異業種だとユニクロさんが近いモデルです。

編集部:
では店舗(飲食店)を持たれているということですか?

Hiroto Azuma:
はい、飲食店は現在20店舗程展開しています。

編集部:
20 店舗もあるんですか?どこ店舗を出展していますか?

Hiroto Azuma:
渋谷、新宿、赤坂、新橋、上野、池袋などにあります。

その他酒屋として300店舗以上の都内の飲食店にお酒の卸もしています。

編集部:
東京の主要な場所ですね。 店舗の料金やシステムを教えて下さい。 日本酒 バーみたいなかんじでしょうか?

Hiroto Azuma:
業態によって異なるのですが、
日本酒ブランドのKURANDですと、3000円で時間無制限、日本酒が100種類以上飲み比べ出来たりします。
KURAND|日本酒オンラインストア・日本酒専門店・日本酒の頒布会日本酒を中心にオリジナル商品を開発・販売するオンラインストア、日本酒が時間無制限で飲み比べし放題の直営店、日本酒の頒布会|KURAND・KURAND SAKE MARKET・KURAND CLUBKURAND

編集部:
100種類以上飲み比べできるんですね。それは素晴らしい。僕は日本酒の大ファンです。この100種類のお酒はどこから仕入れて居ますか?

Hiroto Azuma:
ほとんどが弊社オリジナル商品です。自分たちで作ったお酒を卸す飲食店です。

編集部:
まじすか? オリジナルなんですね。

Hiroto Azuma:
そうです。

酒造を持たないファブレス経営

編集部:
酒造を持たず(ファブレス)でお酒の製造をしていると聞きましたが、詳しく教えてください。

Hiroto Azuma:
弊社の商品開発責任者が元蔵元でして、彼を中心にレシピを開発しています。

ビールだとミッケラーが近いです

http://mikkeller.dk/hyuga

なるほど、商品開発責任者が元蔵元の人なんですね。どうりでお酒が作れるんですね。

Hiroto Azuma:
アメリカだとサミュエルアダムスとか

編集部:
なるほどなるほど

実際に製造を委託する酒造はどこにあるんでしょうか?

Hiroto Azuma:
製造を委託する酒造は、沖縄と北海道を除く全国にあります。

全国直接伺わせていただき、お取引を始めさせていただきました。

編集部:
全国の酒造に自社で開発した日本酒レシピを製造委託しているという事ですか?

Hiroto Azuma:
そうですね。
蔵元の遊休資産(タンク)をお借りし、かつお米の製造のところまで入らせていただき作っている感じです。来月はKURANDのお客様と一緒に田植えに行きます。

編集部:
なるほどそれは面白いですね。

田植えか一緒にオペレーションされるんですか?それは驚きです。

材料から一環して製造されるんですね。

Hiroto Azuma:
そうです。
はい、みんなでつくって、みんなで愉しむ。生産者と消費者をつなぐ。というのも大切なことです。

編集部:
なるほどすばらしいですね。

一貫で事業をやるということは利益率は高くなったりするもんなのでしょうか?

Hiroto Azuma:
そうですね。
メーカー、酒屋として出口が有るので利益率は高いモデルです。

編集部:
なるほどなるほど。面白いビジネスモデルですね。

一番コストがかかるレイヤーはどの部分でしょうか? 商品開発? 店舗の家賃?など教えて下さい。

Hiroto Azuma:
そこは固定費ですよね。ネットと違いリアルな商売をやる以上、固定費はかかります。リスクもありますが、その分、強いです。

編集部:
なるほどですね。固定費が大きそうですが、いったん軌道に乗ると強そうですね。

Hiroto Azuma:
オンラインとオフラインは最終的にどこの業界も目指すべきところは同じだと思うのですが、私たちもオフラインから初めて、徐々にオンライン領域に進出しております。

編集部:
現在はベンチャーキャピタルなどから投資など受けていらっしゃいますか?

Hiroto Azuma:
いえ、全部自己資本です。リアルな業態はVC嫌がると思います(笑)

編集部:
す、すごいですね。

Hiroto Azuma:
時間軸でみると成長するのに時間がかかりますからね。

編集部:
なるほどですね。

世界で戦える酒

編集部:
今後の会社としての戦略を教えて下さい。

Hiroto Azuma:
長期的には次のサントリーが目標です。

短期的には自社商品を飲める場所を増やす。商品開発。海外展開です。

編集部:
おぉーデカイ野望ですね。マッサン!!

Hiroto Azuma:
サントリーがお酒の業界、歴史を作ってきたように、ぼくらがつぎをやりたいなと。

編集部:
かっこいいですね。

「自社商品を飲める場所を増やす」。とは店舗数を増やすということでしょうか?

Hiroto Azuma:
はい、ただ直営店で増やすこともそうですが、時間かかるので、酒屋として卸先を増やすノモ含めてです。

編集部:
卸先も儲かっちゃうモデルですか?

Hiroto Azuma:
もちろんです。オールウィンのモデルです。卸し先飲食店の売上が上がると酒屋も売上が立ちます。結果的に自社商品も売れます。結果的にオールウィンです。
そうすると飲食店、酒屋ともにウィン・ウィンです。

編集部:
それは強いですね。

次の戦略で「商品開発」とありますが、具体的になにをどうすればいいんでしょうか?

Hiroto Azuma:
国内では人気になる商品も出てきたのですが、世界で見ると全然です。
その点、世界で戦える商品を開発しています。

編集部:
なるほどなるほど、味とか海外で受け入れられる日本酒のパターンを作るとう事ですか?

Hiroto Azuma:
はい、商品開発としてはそうです。

加えて、市場を拡げる。かつて、サントリーがウイスキーを国内に広めたように、日本酒を世界のSAKEにするのも僕らの使命だと思っています。

編集部:
強い使命感、とてもいいですね。

海外店舗の展開は今後どのように進出されますか?またターゲットの地域などありますか?

Hiroto Azuma:
香港、アメリカ、シンガポールを考えています。向こうでやるとしたら酒屋をやります。

編集部:
酒屋ですか?

ニューヨークとか日本のSakeBarとか儲かりそうですね。

Hiroto Azuma:
はい、To B(卸し)メインで基盤を固めたいなと。

保存管理と輸出のこと考えるとNYちょっと遠いんですよ

編集部:
なるほどですね。アジアとかだと現実的ですか?

Hiroto Azuma:
去年の夏にNY行きましたが日本酒大人気でしたね。

香港、上海とかいいですね。

シンガポールも日本酒&日本食大人気ですよ今。

編集部:
2013年頃に上海に居た頃はイタリア人やフランス人がやっているワインバーなどが物凄く儲かっていました。日本酒の波もきそうですね。というかブームを起こしてほしいです。

Hiroto Azuma:
去年、秋に上海行ったんですが、今トレンドはクラフトビール、ワイン、ウイスキーですね。まだ、日本酒の流行はちょっと早い気もしました。ただ確実に来ると思います。

編集部:
なるほどなるほど。そうなんですね。香港シンガポールあたりですかね。楽しみですね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

Hiroto Azuma:
全国にはまだまだ知られていないお酒の楽しさがたくさんあります。ぼくらリカー・イノベーションはお酒を通して新しい価値を作っていきます。
今後共よろしくお願いします!

あと!日本酒が100種類飲み比べ出来るKURAND SAKE MARKETをやっておりますので、こちらも是非遊びに来てください!
日本酒専門店!KURAND SAKE MARKET ー日本酒100種類、飲み放題、時間無制限、持ち込み自由。新しい日本酒との出会い。「KURAND SAKE MARKET」は日本酒100種類飲み放題、時間無制限、持ち込み自由が特長の日本酒専門店です。渋谷、新宿、池袋、上野、新橋、横浜に日本酒専門店を展開中。時間とお金を気にせず日本酒をお楽しみください。

この記事は2018年2月のインタビューの様子を掲載しています。