CARAT

起業家インタビュー: 求人情報をAIがレコメンドするアプリ「GLIT」の松本 直樹さんへのインタビュー。

このチャネルは定期的にスタートアップ界隈にいる人にインタビューしていくチャネルです。

求人情報のAIレコメンドサービス「GLIT」とは

編集部:
それでは早速本日の起業家にインタビューして行きます。
本日のゲストは求職者に合いそうな求人をAIが自動でレコメンドするアプリ「GLIT」を提供する株式会社Caratの代表取締役の松本 直樹さんです。(下写真左)

本日はよろしくお願いします。

Naoki Matsumoto:
了解しましたー!宜しくお願い致します

編集部:
まず早速ですが、幾つか質問させてください。

Naoki Matsumoto:
はい!

編集部:
松本さんは現在起業家として活躍されていますが、会社概要やサービスをザックリとどんなサービスを作っているのか教えてください。

Naoki Matsumoto:
会社として2016年12月に起業をして、現在はCTO含め7人程関わっているメンバーがいます。サービスとしては、GLITと言う忙しいビジネスパーソンに向けた求職アプリを開発・運営しています!

編集部:
2016年12月とういう事は現在ちょうど創業1年ぐらいなんですね。

Naoki Matsumoto:
そうですね!
なかなか濃い1年でした。笑

編集部:
忙しいビジネスパーソンに向けた求職アプリと言うことですが、もう少し詳しくお聞かせください。

Naoki Matsumoto:
スマホのアプリで提供をしていて、Facebookでログインして頂くだけで求人情報がレコメンドされてきます。それをユーザーの方はスワイプしてもらうだけというシンプルなUI/UXで提供しています。いわゆるTinderなどのマッチングアプリに近しい感じですね。

個人のプロフィールやスワイプしてもらったデータなどを活用・学習させレコメンドなどを繰り返し行っていき、個人に最適な求人情報をレコメンドするといったところを大きなゴールとしています。

編集部:
おぉーそれは便利そうですね。スワイプするだけで求人情報をチェックできるんですね、TinderようなUI/UXだと操作が簡単そうですね。ちなみにこちらが、そのアプリのGLITですね。

GLITGLITはAIが求人情報を自動でレコメンドする、検索不要の転職サービスです。GLIT

Naoki Matsumoto:
そうですね。1日1分ぐらいで出来るので、通勤電車の移動の際やお昼休み・休憩時間などに利用されているユーザーが多いですね!

編集部:
サクッと求人情報を求めている人が利用しているんですね。

求人情報はどのように集めて来ているんですか?

Naoki Matsumoto:
求人情報は自社のものと外部の媒体から持ってきています。
外部の媒体というのはいわゆるネット上に公開されている、GreenやWantedlyなどの媒体などのことですね!

編集部:
なるほど、ネット上に公開されている求人媒体の情報を集めているのですね。
次の質問ですが、そのサービスをつくろうと思ったきっかけ。アイディア探しはどのように行いましたか?

サービスを作るきっかけ

Naoki Matsumoto:
最初はyentaを個人的に使っていて、これをもっと採用という目的(人と企業の出会い)にフォーカスすればうまく行きそうだなというのがありました。

そこから改めてペルソナを決めてユーザーインタビューなどを繰り返して今に至っているって感じですね。

編集部:
yentaを使われていたのですね。

Naoki Matsumoto:
現にキュレーション/アグリゲーション型にしたのはサービス開発中にユーザーの声を聞いていてそうした方が良いねとなりました。

編集部:
なにかその市場に課題などがあったんですか? またどのようにペルソナを決めていたか教えて下さい。

Naoki Matsumoto:
市場には仕事を探す側のユーザーも、採用をする側の企業の課題・負が大きいもの・小さいもので色々とありましたね。
ペルソナは私の友人をメインに考えていきました!

あとは自分が転職する側としての体験や、経営者としても採用する側での課題みたいなのがあったので、そこもペルソナ的に考えていきましたね。

編集部:
ご自身が、転職されるときの経験などを基にしているんですね。

そのペルソナ設定、仮説・アイディアがあったと思いますが、その検証を行っていった過程など教えてください。

プロダクトができるまで。

Naoki Matsumoto:
最初はプロトタイプをCTOに作ってもらう間に、僕の方でサービスの概要とモックみたいなのをパワーポイントで書いて、友達や知り合いに送り付けてこういったサービスがあったらどうかなどをヒアリングしていました。

そこから、実際にユーザーインタビューなどもしていき本質的な課題感は何なんだろう?みたいなのを聞いたりはしていきましたね。

そうこう言っている間にプロトタイプが出来たので、実際に50人ぐらいの方に配りました。最初は毎日8時に求人情報がレコメンドされて、スワイプが出来るだけという機能を備えて、そのレベルでどれぐらいの割合で使ってもらえるのかなどを見ていました。

編集部:
プロトタイプができてから、どのようにユーザーのヒアリングをしていきましたか?

実際にプロダクトを出してからの反応など教えてください。

Naoki Matsumoto:
ヒアリングはどちらかというとどういったサービスがあったら嬉しいか、どういう価値や機能があれば使うかなど含めプロトタイプに対するフィードバックなどをヒアリングしていました。

ヒアリングも大事かと思うのですが、どちらかというと実際に使ってくれるかどうかの数字をチェックしていましたね!

編集部:
なるほど。数字をチェックしていたんですね。実際にはどのような数字を計測していたんでしょうか?

Naoki Matsumoto:
概要資料だけの時から割と反応自体は良くて、プロダクトを出してからはユーザーも勝手に集まってきたりヘビーで使ってくれるようなユーザーが結構いるなといった感じです!

数字は50人のうち何人が実際に起動してアプリを使ってくれるのか、何日目で離脱するのかなどを見ていました。

編集部:
なるほど、反応はよかったんですね。

Naoki Matsumoto:
レコメンドされた求人をスワイプするだけの価値だったので、5日ぐらいで結構離脱されたりしましたね。笑

編集部:
スワイプするだけだと結構離脱するんですね。
現在のプロダクトに行き着くまでに一番苦労した点など教えてください。

Naoki Matsumoto:
一番はやはり初期のユーザー獲得ですかね

編集部:
初期のユーザー獲得ですか、大変そうですね。。
どのようにユーザー獲得をされましたか?

Naoki Matsumoto:
友達・知り合いはもちろん、yenta・TwitterなどのSNS、その他社会人ユーザーを獲得するために学生インターンの子にOB訪問ツールなど使って、個別アプローチしていきましたね!

編集部:
おぉー気合の入ったユーザー獲得方法ですね。一番効果的だった初期のユーザー獲得方法を教えてください。

Naoki Matsumoto:
やはり対面ですね!
あとは創業者が個別で連絡すれば、大体の人は使ってみてくれます。笑

一番効果的だったのは、サービスの立ち上げをしていて、実際に使ってみてもらいフィードバックなどを集めているんだ、と伝えると結構協力してくれますよ。

編集部:
対面なのですね、やっぱりコアメンバーがちゃんと個別に連絡すれば相手は使ってくれるんですね。

また、フィードバックを得ている活動をしているときちんと伝える事が重要なんですね。

Naoki Matsumoto:
ですね
最初はやはり泥臭く行くしかないのかなと思っています。

プロダクトの改善と成長

編集部:
泥臭いの大変そうです。汗
現在はプロダクトができあがり、さらにバージョンアップ、新機能追加などされていると思いますが、現在は何をKIPにして動いていますか?

Naoki Matsumoto:
意見を貰って、その意見に対するアップデートをした場合などは再度連絡して、また使ってもらうみたいなことをすると口こんでもらえたりなども少しはしますね

KPIとしてはアプリなのでユーザーのリテンションは見ていて、メインに見ているのは求人のスワイプ数ですね!

その他、マッチング数やMAUなんかも見ています。

編集部:
スワイプ数を見ているんですね。実際に求人情報をスワイプしていたら、ユーザーが能動的に使っているという意味ですかね。

Naoki Matsumoto:
そうですね!
スワイプしてもらわないとマッチングもしないし、そうなると面談や採用にも繋がっていかないのでまずはスワイプしてもらうことをシンプルにKPIとして設定しています。

編集部:
なるほど、スワイプ数を一番のKPIに設定されているのですね。

現在のサービスを更にスケールさせる方法や試作などありますか?

Naoki Matsumoto:
オフラインのイベントと、口こまれるような仕掛けにしていきたいなと思い、色々と考えています。

編集部:
オフラインのイベントなど企画されているんですね。それは楽しみですね。

今後も組織としての成長も楽しみですね。今後どのような会社や組織を作って行きたいか教えてください。

Naoki Matsumoto:
今後は事業領域を広く展開していける組織を作っていきたいと思っています。
今はHRという分野ですが、様々な分野で事業を展開していけるような強い組織にしていきたいですね!

編集部:
そうなんですね、それは初耳です。HRの分野以外でも展開されていくんですね。期待しています。

松本さん2017年のオススメの本と便利機能

編集部:
最後にこの2つを教えてください。
・2017年に出会った便利ツール(SlackやTorello)などあれば教えて下さい。
・今年読んだオススメの本を教えてください。

Naoki Matsumoto:
やっていきます!

便利ツールは、Abstractですかね。
Sketch(デザインソフト)のバージョン管理をチームで出来るので、デザイン→開発までがとても便利になります!

オススメは、AirbnbのStory・Facebook未来への不屈戦略はとてもオススメです!

編集部:
Abstractは知らなかったです。見てみます。  Airbnb Storyとフェイスブック 不屈の未来戦略は読みたいなと思ったんですが、積ん読状態です。松本さんの推薦ということで直ぐ読んでみます。

本日はお忙しい中有難うございました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B071F38ZXZ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

Naoki Matsumoto:
ぜひ読んでみてください!
こちらこそ、ありがとうございました。

編集部:
株式会社Caratの代表取締役の松本 直樹さんでした。

この記事は2017年12月のインタビューの様子を掲載しています。