CALNA アプリ

食事ログが数千万を超えたアプリCALNA、コンビニと上手く連携

・健康情報を入力するとダイエットメニューを提案してくれるアプリCALNAを運営するmeruronの代表 金澤氏に突撃チャットインタビュー。

・CALNAは個人のデーターから700万通りのダイエット食事を先に提案する機能を持ち、すでにログは数千万を超える。

編集部:
本日のゲストは健康的な食生活をサポートする人工知能アシスタント「CALNA」」を提供するmeuron代表取締役の金澤俊昌さんです。

toshinton:
よろしくお願いします!

編集部:
それでは早速Q&Aをしていきたいと思います。

toshinton:
はい!

データ好きがスピンオフで立ち上げた事業

編集部:
Q: ご自身のご経歴を教えてください。

toshinton:
僕は、ヘッドハンターを4年やって、BEENOSという会社でタレントスペシャリストとして起業家の発掘などを担当し、そこで立ち上げた新規事業をスピンアウトしてmeuron株式会社を設立しました。

編集部:
おぉ、ヘッドハンターをやっていたんですね。

toshinton:
そうなんです。小さい会社だったので、早くから役職に就かせていただき、No.2として営業活動の仕組み化とかやってました。

BEENOSでは、現在BEENEXTの前田ヒロさんの下で、起業家候補をヘッドハントする,みたいなことをやっていました。(笑)

編集部:
かの有名な前田ヒロさんですね。また、起業家を探してくる仕事をされていたんですね。

toshinton:
そうですね、起業家だけでなくて、グループ会社の採用としてもヘッドハントしてましたし、そういう社外の人を勝手にデータベース化して、タレントプールを作ってましたw

編集部:
なるほど、その前のヘッドハンドの経験を活かして、会社の採用としてヘッドハントされていたんですね。そのデーターベース見てみたいですね。

toshinton:
勝手にABC判定とかつけてたので、見せられないですw

編集部:
Cに入っていたら凹みそう。。

BEENOSでは投資などもやられていたんでしょうか?

toshinton:
投資でいうソーシングのところまでですね。

編集部:
Q: BEENOSから現在のミューロンを立ち上げられた経緯などを教えて下さい。

toshinton:
BEENOSでの新規事業は、当時テーマが決まっていてUber for Xでした。空いている資産を有効活用してビジネスにしていく座組です。

当時ちょうどライザップのCMが流れていたりしていた時期でしたので、パーソナルトレーナーの空いている時間をオンライン完結でダイエットの指導が出来ないか、というところから事業を始めました。

編集部:
なるほど、オンラインでダイエット指導ですね。

toshinton:
そこでLINEのグループチャットとかで食事指導しいてシーンを監察していくと、指導の内容とかってパターンがあるし、「頑張ってください!」とかだけのコミュニケーションでも成り立っていたので、僕でも出来るんじゃないかな?と思いました。

糖質制限の本とかを読んでトレーナーのふりをして食事指導してみたら、ぼくのお客さんの方がみるみる痩せていったので、これはアルゴリズム化出来るんじゃないかなと思ってスタートしました。

創業して2年は半人力+アルゴリズムで食事指導するサービスをやっていたのですが、ある程度仕上がってきたので、現在は完全無人化したパーソナルトレーナーとして提供している「CALNA(カルナ)」が生まれました。

編集部:
なるほどですね。トレーナーのふりして指導していたんですね。めちゃくちゃおもしろいですね。(笑)

 toshinton:
はい、無免ですw

編集部:
トレーナーって免許いるんでしたっけ?

toshinton:
正確には認定はあるんですが、免許や資格はないですw

編集部:
なるほど。

toshinton:
CALNAでは裏側に人がいて指導する訳ではないので、つきっきりでサポートできます。

適切な食事を先に提案する機能とは

編集部:
こちらサービスですね。
AIがダイエットメニュー・レシピを提案するアプリ「CALNA」運営が1億円を調達健康的な食生活をサポートする人工知能アシスタント「CALNA」を提供するmeuronは1月17日、INTAGE Open Innovation FundとSBIインベストメントを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達金額は1億円だ。TechCrunch Japan

ユーザーが入力した身長や体重などのデータとアンケート診断の結果をもとに、AIがユーザーに最適なダイエットメニューを提案してくれるアプリ。

出典: TechCrunch Japan

toshinton:
ありがとうございます!
今まで半人力でやっていたアドバイスなどは、チャットボットみたいな形で提供できるようになりました。
また通常の食事指導って食べたものを記録して、アドバイスもらうフローなんですけど、とにかく毎食記録するのが面倒ですし、せっかく食べたものを報告しても、あれがダメこれがダメとか言われてしまうので、先に何を食べるべきか毎食提案する機能をCALNAには搭載しました。

編集部:
なるほど、記録が面倒とありましたが、通常は何か入力するんでしょうか?

toshinton:
通常は、食べたものを写真をとって記録したり、細かくメモする必要があるのですが、CALNAの場合は、コンビニ商品や外食メニューなどをDB化して一人一人に700万通りの組み合わせの中から先に提案します。
ユーザーは提案したもの通りに出来たか否かを報告するだけでよく、報告した内容が自動で記録されていきます。

編集部:
なるほど、面白い!! 
従来は食べたものを記録してそれに対してのアドバイスを貰っていた、しかしCALNAでは始めにデーターを入力してもらい、それに対して先に食事のレコメンドをしてくれるという事ですね?

toshinton:
そういことです!

CALNAは、食生活改善にまつわる面倒なことや、分からないことを解決してくれるアシスタントとして育てています。

編集部:
始めに入力するデーターはどんなものがありますか?

これがアプリですね。

https://itunes.apple.com/jp/app/calna-%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8A/id1133856519?mt=8toshinton

DLすると、最初にCALNAが話しかけてきます。
そこで聞かれた身長、体重、性別、年齢、といった基本情報を返答すると、その内容が登録されます。また生活習慣の診断もあり、その診断結果もデータ化されます。

会話も通常のチャットボットだと、何かユーザーが話しかけて答えてくれる形式になってますが、CALNAはアプリ側から話し掛けるような体験を中心に設計しています。
例えば、体重の記録をした際に、中々体重が落ちてなかったユーザーがいたときにはそのタイミングで「もしかしたら停滞期にはいったかもしれないですね」みたいなことをCALNA側から話しかけるようになっています。

編集部:
アンケートなどあり、情報を簡単に入力できるんですね。

toshinton:
そうですね、話しかけられて回答してもらえる率も非常に高いですね。

編集部:
なるほど、それはユーザーも自分の今の状況に応じて話しかけてくれるのでうれしいですね。そっけないボットよりもいいですね。

toshinton:
また会話の内容自体がパーソナルデータとしてどんどんDB化されるので、「夜勤が多いんですか」⇛「そうなんです。」⇛ 夜勤が多い属性の人。  というようにDB化のようにユーザー一人一人のライフスタイルや好みなどを会話から記憶していくような設計になっています。

編集部:
使えば使うほどデーターが溜まり、よりパーソナライズされた食事の提案ができるという事ですか?

toshinton:
そういうことになります!まだ沢山できてないところはありますがw

編集部:

今アプリを使ってみたのですが、僕の個人情報に基いて、コンビニの商品からダイエットメニューを提案してくれました。これはすごいですね。

toshinton:
今日の夜ご飯はあんかけラーメンとスモークタンで決まりましたねw

編集部:
食事制限と聞くとてっきり野菜メニューとか出してくると思ってたんですが、ラーメンを食べれるなんて最高じゃないですか。

僕の場合は家の近くのセブンイレブンがあるので、セブンイレブンを選択するとセブンイレブンのメニューの中から僕の個人情報に合ったメニューの提案をしてくれました。

toshinton:
これ両方食べても564kcalなんですよね。

編集部:
なるほど。これは圧巻です。

toshinton:
食生活改善って結構理想的な栄養バランスを求められがちなんですが、結局普段の生活に沿わないと、むちゃくちゃ意識の高い一定期間しか続かないと思っています。

編集部:
それは同感です。なかなか続かないですよね。

toshinton:
なので、僕たちは普段の生活からちょっとずつ良くなるように提案できればと考えています。

編集部:
2日位の野菜生活でだいたいギブアップしていまします。

toshinton:
2日続いただけすごいです!w

編集部:
Q: CALNAはコンビニ各社さんと事業提携されているんでしょうか?

toshinton:
全てではないですが、コンビニさんとも既に色んな連携をしています。

編集部:
CALNAがもっている情報とコンビニで売っている商品のカロリー情報などをマッチしてメニュー提案かと思いますが、大手企業の情報をベンチャーが利用するとなると、かなり大変なイメージがあるのですが、コンビニさんは商品情報APIなどを公開されているんでしょうか?そのへんのストーリを聞きたいです。(笑)

toshinton:
あー、そこは連携先との兼ね合いもあるので、内緒にさせて下さいw 

一言言えばタダのラッキーでしたw  商品DBづくりは最初は人力でやってましたが、リリースしてすぐに大手コンビニさんからinfo宛に連絡いただけたりしたので、一緒にお仕事できる事はかなり運がよかったと思います。

編集部:
最高です。

1月に追加で1億円調達その使い方は?

編集部:
次に資金調達について質問させて下さい。

Q: 2018年1月末に1億円を調達されたと思いますが、その資金をどのようにお使いになられるんでしょうか?

toshinton:
CALNAのビジネスモデルとしてユーザーの食事報告データを活用したデータ販売やプロモーションなどを始めていました。
そこで日本一データを使ったビジネスが上手なリサーチ会社トップのインテージさんと、豊富なネットワークを持っているSBIさんから投資していただきました。
CALNAの利用データを活用した事業開発を進めていったり、いろんなデータをつなぎ合わせて行こうと思っているのですが、弊社今フルタイム5人なのでw、主に人員拡充が第一です。

CALNAの展開の仕方として、

食生活のサポートという軸はずらさず、逆にいろんな健康上の課題(例えば、糖尿病予防や離乳食など)やユーザーのユースケースに合わせて沢山CALNAシリーズを展開していきたいので、商品作りに投下したいと思っています。

編集部:
なるほど、面白いですね。

「商品作り」とありましたが、実際に食品なども開発されるんでしょうか?

toshinton:
食品自体の製造販売はやらないと思いますが、プロデュースは可能性としてあるかもしれません。

編集部:
ユーザーの個人データーがあれば、様々な食品の開発プロデュースとかできそうですね。

Q:現在今フルタイム5人とのことですが、どんな人を募集していますか?

めちゃ募集していますね。

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「ヘルスケア×食×AI」の新規サービスを創り上げる事業開発をWanted! by meuron株式会社「ヘルスケア×人工知能×食」領域で、CALNAの事業開発を募集します。 自分の健康管理を任せられるバーチャルアシスタント」と言う概念…

toshinton:
はいw
まずは使われるサービスにすることが第一で考えていたので、弊社のチーム全体としては、UXやデザイン、フロントの方が強いチームかと思います。
CALNAとのメッセージ数が2000万通を超えたり、食事のログが数千万規模になってきたので、データは結構面白いものが多いかと思うんですが、
全然まだ活用しきれてなくw
バックエンドのアーキテクチャや機械学習、自然言語処理とかやりたい人とか来て欲しいですね!

あとSF好きな人w

データ好きなバックエンドマンとか。

編集部:
なるほどですね、データーカンパニーですね。それは面白そうですね。

toshinton:
データカンパニーなんか嬉しいっすねw

編集部:
宝の山ですね。お金の臭がします。w

CALNAの目指す先は ー 料理レシピ動画はやるのか?

編集部:
Q:最後に今後の目標や戦略など教えて下さい。

toshinton:
今後は、というかずっとですが、CALNAを賢く育てることですw

もう少し短期では、先ほども少し触れましたが、健康上の課題やユースケース別にCALNAシリーズのサービスを増やしていこうと思っています
現在2本(外食中心無料ダイエットプログラム,作り置きプログラム)があるのですが、今年中に5本に増やしていきたいと思います。
各プログラムごとにマーケティングし、CALNAの存在がそれを通じてサポートしていく。
ひみつ道具とドラえもんの関係のような位置づけてひみつ道具づくりをしていきたいと思っています。

編集部:
なるほど、プログラムを増やしていくんですね。どんどんユーザーが増えそうですね。

toshinton:
うちの戦い方はちょっと王道ではないかもしれないですが、王道でやってて上手くいってるところがないのでw

編集部:
Q: 料理レシピ動画とかも展開していきますか?

toshinton:
レシピ動画は考えてないですね。僕たちはコンテンツ作るよりもパーソナライズして提案する方に力を使いたいので。

そういう意味ではレシピ動画のデータを連携する、とかはあるかもしれません。

集部:
レシピ動画のデータ連携、それは面白いですね。期待しています。

僕もCALNAの提案くれたコンビニメニューでダイエット目指して行きたいと思います。

toshinton:
はい!まずは晩御飯から実践してみて下さい!w

編集部:
本日は有難うございました。

toshinton:
こちらこそありがとうございました!

この記事は2018年3月のインタビューの様子を掲載しています。