レーダーチャート アンケート

アンケート結果をレーダーチャートにすると「データの性質がみえる」

データの性質は数値から読み解かなければなりませんが、その性質をひと目で掴むことができるのがレーダーチャートです。

この記事では、レーダーチャートの基礎知識とレーダーチャートが向いているアンケートを紹介します。

レーダーチャートとは

総務省統計局によると、レーダーチャートとは

●項目の数と同じ数の正多角形の形をしている

●正多角形の各頂点をそれぞれ項目に対応させる

●中心を0にして、値が大きくなるほど外に広がるように目盛りを定める

●各項目のデータ(数値)を線で結ぶ

もの(*1)。

グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明

このレーダーチャートは、項目がa、b、c、d、eの5つあり、正五角形をしています。

正五角形の頂点とa、b、c、d、eの5項目が対応。中心を0にして、1、2、3、4、5と、外にいくほど値が大きくなっています。

5項目のデータ(aは5、bは3、cは1、dは4、eは2)を線で結んでいます。

定義とおりの形になっているので、これはレーダーチャートといえます。

*1:http://www.stat.go.jp/naruhodo/9_graph/jyokyu/redar.html

レーダーチャートのメリット

先ほどのレーダーチャート1の元のデータは下記の表のとおりです。

<レーダーチャート1の元データ>

abcde
53142

これでも、「項目aと項目dは強め」「項目bは中立」「項目cと項目eは弱め」であることがわかりますが、項目と数値を並べただけではデータの強弱がわかりません。

レーダーチャートの優れた点は「ひと目」でデータの強弱がわかることです。

レーダーチャートの特徴をまとめると次のようになります。

●変量を瞬時に比較できる

●複数の結果を視認性に優れた形で表示しているので、量の大小を瞬時に把握できる

●構成のバランスや特徴をみるときに便利

ここでは3番目の「構成のバランスや特徴をみるときに便利」についてさらに詳しくみていきます。

バランスがひと目でわかる

ここで新たに別のレーダーチャートを用意し、その名称を「レーダーチャート2」とします。

レーダーチャート1の元データと、別のレーダーチャートの元データを比べてみましょう。

<レーダーチャート1の元データ>

abcde
53142

<レーダーチャート2の元データ>

abcde
13524

このように、項目と数値を並べただけでは、両者の特徴を瞬時に把握することはできません。

しかしレーダーチャートを使えば、瞬時に2つの性質がわかります。

グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明
グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明

この図から、レーダーチャート1の数値が大きい項目は、レーダーチャート2の数値が小さくなっていて、レーダーチャート1とレーダーチャート2の性質が真逆であることがわかります。

つまり、レーダーチャートを用いれば数値のバランスをつかみやすくなるといえます。

円グラフより優れている部分とは

レーダーチャート1と同じデータを使って円グラフを作成すると、下記のようになります。

グラフ, 円グラフ

自動的に生成された説明
グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明

この2つを比べることで、円グラフだと、データの性質がぼやけることがわかります。

それは、円グラフが、割合を把握するのに優れた形になっているからです。そのため、円グラフは、レーダーチャートに比べてデータのバランスの把握がしづらいといえるでしょう。

レーダーチャートはエクセルで簡単につくれる

レーダーチャートはマイクロソフトの表計算ソフト・エクセルで簡単につくることができます。

1:セルに項目と数値を入力する

テーブル, カレンダー

自動的に生成された説明

まず、セルに項目と数値を入力します。ここでは、先ほど使った「レーダーチャート1」のデータを使います。項目をa、b、c、d、e、データを5、3、1、4、2とします。

2:「挿入」→「グラフ」→「すべてのグラフ」→「レーダー」を選ぶ

グラフィカル ユーザー インターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

データを選択した状態で、「挿入」→「グラフ」→「すべてのグラフ」→「レーダー」の順にクリックしていってください。

3:「レーダー」をクリックすると完成

グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明

「レーダー」をクリックすると、瞬時にレーダーチャートが完成します。

上記のレーダーチャートは「タイトル」に「レーダーチャート1」と入力したものです。

レーダーチャートが向いているアンケート

レーダーチャートが向いているアンケートは、バランスが重要になる調査です。

例えば、あるメーカーが次のような課題を抱えていたとします。

●最近、新製品Aと新製品Bを同時に発売した

●新製品Aと新製品Bは、スペックはまったく同じでデザインが異なる「双子製品」である

●ところが新製品Aはヒットしたのに、新製品Bは販売が不振である

そこでこのメーカーは、アンケートを実施して、なぜAとBで販売量の差が生じたのか調査。

その結果、次のようなデータが得られました。

回答をポイント化して、ポイントが大きいほど項目の評価が高いことを意味します。

項目とポイントを並べただけでは、新製品Aと新製品Bの性質がいまひとつ判然としません。

このデータをレーダーチャートにすると、次のようになります。

グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明
グラフ, レーダー チャート

自動的に生成された説明

新製品Aは「格好よさを求める若者向きのデザイン」で、新製品Bは「年配者が好みそうな飽きのこないデザイン」であることが、ひと目でわかります。

そのため、新製品Aがヒットしたのは、若者に刺さるマーケティングが奏功したと分析できます。

新製品Bの販売が低迷しているのは、年配者に向けた広告が不足していることがわかります。

まとめ~プレゼンで威力を発揮する

レーダーチャートは、データの性質を大づかみするのに役立ちます。それは、レーダーチャートが、データの性質を形に変えているからです。

データが複数個あったとき、すべてをレーダーチャートに置き換えれば、形が違うことがひと目でわかります。形が大きく違えば、データの性質が大きく異なることわかる、というわけです。

レーダーチャートは、プレゼン資料に用いると威力を発揮します。プレゼンは、いかに短時間で聴衆にインパクトを与えるかが重要になります。レーダーチャートの形は、多くの言葉を尽くすより多くのことを語ります。

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<参考>

レーダーチャート