新規事業 失敗 事例

新規事業の失敗を防ぐには|失敗を招く4つの原因と成功させる秘訣を解説

アイデアも意欲もあるのに、倒産するスタートアップ企業は後を絶ちません。では、新規事業が失敗する原因とは何でしょうか。

失敗を避けるためには、事業が失敗する理由を分析して把握することが大切です。そうすれば、新規事業でも成功する確率を高めることができます。

本記事では、多くみられる失敗の問題点を解説します。もし貴社の事業が、これらのパターンに陥っている場合は即刻対策をしましょう。

新規事業が失敗する原因

ここでは、具体的な新規事業の失敗原因をご説明します。経営者として、常に念頭に置いておきたい注意点です。

これらの点を守るだけで、失敗リスクはかなり抑えられます。

新規事業の失敗原因

顧客ニーズが汲み取れていない

新規事業が失敗する基礎的な理由は、顧客ニーズを十分に汲み取れていないことにあります。企業は自社の強みを活かしたいという思いや、アイデアを形にしたい等の感情を有しています。

しかし、その感情を優先させると、顧客が本当に望むことを見落としがちになり、結果として顧客のニーズを汲み取れないことも。また、顧客ニーズの分析をしても、実際は顧客の求めていないものを提供してしまう失敗も起こり得ますが、これは分析が甘かった結果です。

顧客ニーズの分析は、しっかりと丁寧に行うようにしましょう。

人材不足

新規事業を運営する上で、必要なスキルや知識を持った人材が足りていないケースもあります。たとえば、分析力・思考力・調整力・営業力・会計・IT・マーケティング力などです。

成功するサービスを提供するために、何が必要かを把握する知識も必須です。まず自社が実行したいことに対する人材が不足していないかを、見極めねばなりません。

人材の不足は、問題点の見落としや誤った方向性の元ともなります。準備不足では、ビジネスプランの根本が揺らぐことも起こり得ます。

失敗を防ぐためには、知識が豊富な外部人材の活用を検討することが大切です。外部のプロフェッショナルな人材を登用すれば、客観的に事業や課題を分析し、企業の問題をスピーディーに解決することができるでしょう。

しかしアウトソーシングにはコストがかかるので、費用面を考慮する必要があります。

タイミング

新規参入するタイミングを誤ると、新規事業の失敗に繋がります。失敗に陥りやすい市場参入のタイミングとして、下記のようなケースが代表的です。

・流行やブームが過ぎ去り、既に製品の需要が落ちている時期

・まだ製品の認知度が低いために、需要に繋がっていない時期

・需要はあるが、競合他社によって競争が激化した時期

また、ライバル企業が既に顧客のニーズを満たしていると、ユーザーは新鮮味を感じません。よって、スタートアップ企業は提供したいサービスが既に存在するかの調査を徹底的に行うべきです。

そして需要が高く、競争率が低い時期を狙って市場に参入しなければなりません。そのためには、市場参入のタイミングを意識して計画のスケジュールを組みましょう。

スピード不足

スピード不足は、新規事業の大きな失敗の原因となります。ライバルとなりうる企業は、国内外に無数に存在します。

特に大企業では、新規事業参入のための会議に時間を取りすぎて、事案が進まないことが良く起こりますが、その間に意思決定の速い企業に、アイデアを真似されることも。また、先行企業の成功を参考に改良を加えてサービスを提供しても、旬が終了しているケースも多くあります。

つまり、時には迅速な行動を起こすことが大切です。また、新規事業の案件に最終決定権を有するトップが携わると、スピード感が増します。

なぜならリアルタイムに案件の状況を把握しているため、社内リソースの割く配分を即決断できるからです。なお柔軟に予算配分を変更できると、成功の確率は高まるでしょう。

このほか、新規事業の失敗に気づいても、決断を下せないために損失を拡大し続けるケースもあります。事業者が事業に対する思い入れが深く、絶対に成功するという強い思いを抱いている結果、周囲の声が耳に入りづらくなり、潔く撤退することができなくなるということが起こりますが、被害損失を最小限に留めるには、スピードが求められます。

新規事業の場合、1つのアイデアに固執しすぎないことも大切です。

新規事業を成功させるには仮説検証の繰り返しが大事

新規事業の失敗を避けるには、先述のように顧客が「本当に求めているもの」の深い分析が必要です。顧客のニーズを無視することは、マーケティングを行わないことと同義語です。

ゆえに、自ら、事業の失敗を決定してしまうことにつながります。顧客がサービスを欲している理由を深く分析することで、顧客が本当に求めているものの見極めができます。

この顧客が「なぜ」求めているのかがとても大切です。しかし、実際に顧客のニーズを理解することは、簡単ではありません。

市場は変化し続けるため、顧客が求めているものを把握できたと感じたら、即刻試すことが必要です。タイムリーに顧客のニーズに応える最短の方法は、自社なりの仮説を持ち、仮説検証→改善→検証→改善のサイクルを繰り返しましょう。

そして、上手く行く可能性があれば、更なる投資をします。反対に、失敗しそうであれば問題点を分析・認識して、改善したり新たなことに取り組無ことが大切です。

大事なのは、まずは「ベター」を求め妥協点を覚えることです。ベターを追求し続ければ、結果としてベストに辿り着くこととなり得ます。

正解がなく、不確実なビジネスの世界ゆえに、初めからベストを目指すと具体的な結論が見えません。小規模のトライアンドエラー、試行錯誤を繰り返すことで、大きな新規事業の失敗は避けられます。

また、試作を試すうちに、顧客の求める像をより明確に把握することができます。こうして実験を繰り返し、失敗をした際の損失リスクを最小限に抑えることは重要です。

試行錯誤をスピード感を持って行い、成功の鍵を探し続けることは経営の要ともいえるでしょう。

まとめ

本記事では、新規事業の失敗の原因をご説明いたしました。主となる4パターンに合致していないか、常に気をつけることをおすすめします。

新規事業の失敗を逃れるには、顧客が真に求めるものを分析することが必須です。それと同時に、結果を踏まえた試行錯誤を繰り返しながら、サービスの改善をすることが求められます。

<参考>

新規事業が失敗する5つのパターンとは?成功するためのコツも解説!(JOB WITH)

新規事業が失敗する理由と成功させるためのアプローチ(Battery)

新規事業はなぜ失敗する?知っておきたい意外な落とし穴と、成功率アップにつながる対策集(THE OWNER)

新規事業を失敗させる「7つの罠」と「3年で10億円」(NetCommerce)

なぜ失敗するのか?新規事業の失敗の原因とパターン